米水津の小学校閉校式

児童と職員の手形が貼られた閉校記念碑 浦代港に臨む向陽小学校のグラウンドには強い風が吹いていた。冷たい風の中で20日午前9時から記念碑除幕式が始まった。「米水津(よのうづ)の海に昇る朝日」は6年生が卒業制作として取り組んだものだ。記念碑には、その前後左右に名前とともに手形が貼られている。その数は50。40人の児童と教職員10人の全員分だという。

閉校式では児童代表のお別れの言葉や児童による校歌斉唱があった。「ピーク時は児童数が200人近かったと聞きました」。除幕式に続く閉校記念式では、来賓の挨拶でこんな言葉も聞かれた。向陽小は色宮小学校(児童数25人)と統合し、「米水津小学校」となり、米水津地区で唯一の小学校となる。

 少子化と過疎化が進み、学校の閉校は日常茶飯事のようになった。佐伯市と南海部郡5町3村が広域合併して誕生した新佐伯市も例外ではない。昨春は旧鶴見町の吹(ふき)小学校が閉校となり、今春は旧米水津村の向陽、色宮2校、さらに来春には旧蒲江町の小学校6校が一つに統合される計画という。

 2015(平成27)年の国勢調査結果でみると、大分県内の市町村で減少率が最大な国東市で前回調査比で10%を超えた。次いで津久見市の9.8%。佐伯市や臼杵市は竹田市や豊後大野市の減少率よりも小さいものの、佐伯市6.2%、臼杵市6.5%と決して小さくはない。どうやって人口減に歯止めをかけ、出生数を増やすか、大半の自治体で悩みは深い。

 強い風で舞い上がった児童の風船

 向陽小学校では最後に全児童が名前とメッセージを書いた短冊を付けた風船を飛ばし、式を終えた。

 

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