ブリのモツは美味だが

 大分県の養殖ブリの生産量は鹿児島県に次いで全国2位だそうだ。中でも佐伯市は大分県内の生産量の約8割を占める一大産地という。和食の伊勢家は押し寿司とブリ大根をそこで販路拡大と新規需要を生み出すために「養殖ブリ加工品開発プロジェクトチーム」が動きだしたのが2年半前になる。洋食のムッシュカワノはブリのカルパッチョとブリのミラノ風カツレツにこの間、どんな商品開発が行われたのか。成果報告会が23日に佐伯市内のホテルで開かれた。

  この日、佐伯市長ら関係者の試食に出されたのは、これまで考えられた45品目から選ばれた12品目。

ブリの味噌漬け包み焼きとセヴィーチェを振る舞う久野さん 日本料理の伊勢家はブリの押し寿司とブリ大根、ブリの照り焼き丼を出品し、フランス料理のムッシュカワノはブリのカルパッチョとミラノ風カツレツを披露。それ以外では、ブリのセヴィーチェとブリの味噌漬け包み焼きがあった。

 会場で渡された「養殖ブリを使ったレシピBOOK」によると、調理法はブリとカブやタマネギ、レタス、カイワレなどをニンニクやカボス汁、柚子こしょうなどであえる、とある。
折角だから、ほかも紹介したい。

既に商品化されたブリの燻製とブリの生ハム やまろ渡邉が出品したブリの燻製とブリの生ハムは既に商品化されている。やまろ渡邉のホームページを見ると、開きや丸干しなど「干物ひとすじ100年」の歴史を誇ると書かれている。ブリの燻製はほぐしてご飯の上に乗せ、お茶漬けとしても提供された。

水産研はブリのオイル漬けとブリの黒酢煮を 大分県水産研究指導センター水産研究部はブリのオイル漬けとブリの黒酢煮を出品した。残念ながら全部を試食することはできなかったが、食べたものはどれもおいしかった。

 さて試食に出されなかったものはどうだったのだろう。プロジェクトチームのリーダーで養殖ブリの生産者である冨高善幸さんは「美味いものがあった」と言う。それは何かと尋ねると、ブリのモツ(内臓)だと言う。

考案された45品目のリストの中にも「ブリモツマヨ醤油」「ブリモツのブイヤベース風」「ブリモツのカレー煮込み」「ブリモツの夏野菜のマリネ」「ブリモツの洋風あえもの」「ブリのモツ煮」と6品目あった。

  味は良いがと言うなら、では何が問題か。モツをきれいに洗ったりするのに随分と手間がかかるのだそうだ。販売価格を考えると割に合わないというわけだ。
ブリのモツ料理はどんな味か。食べてみたいが、現状ではチャンスはなさそうだ。

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