保戸島。とんぼ返りの旅。

 津久見市の保戸島を訪れたのは30年以上前の駆け出し記者の時以来になる。だが、島の風景も何も覚えていない。すべて忘却のかなただ。
家々がぴったりとくっつき合う保戸島の風景 滞在時間30分足らず。慌ただしい保戸島行きとなった。そこで驚かされたのは島に押し寄せる激しい高齢化と人口減少の波だった。
待合室で時刻表を確認。乗るのは9時20分の船だ。 佐伯市を出て津久見市の津久見港に着いたのは朝9時前だった。待合室で時刻表を確認。乗るのは9時20分の船になる。待合室には保戸島に遊びに行く小学校の先生と児童がおり、賑やかだ。津久見市のホームページにあった地図ところで、何をしに保戸島に行くのか。公立の保戸島診療所の医師(所長)が退任するので津久見市長が感謝状を贈るのを取材するためだった。帰りの船は10時10分。これを逃すと次は13時20分。別に次に何があるわけでもなし。ゆっくり島をめぐってもいいが、せっかちな性分で、どうも落ち着かないのだ。慌ただしい、とんぼ返りの保戸島行きとなってしまった。
保戸島の港にあった島内案内板 関係者のみなさんには、どたどたときて尻切れとんぼのような取材をして、ぱっといなくなり、傍迷惑なことではなかったか。

津久見港に係留された離島航路の2隻。手前が無垢島行き、奥が保戸島行き 驚くのはこの後だ。補足取材で津久見市に保戸島の人口を尋ねた。2月現在で833人。うち65歳以上の高齢者514人で高齢化率は61.7%に達する。保戸島の人口の推移を調べようとしたら、保戸島中学校のホームページに数字があった。学校案内の中の学校の概観に平成11(1999)年からのデータがある。
それによると、平成11年に1826人だった人口は急激に減り、平成24(2012)年に993人と千人台を割り込んだとある。

 隆盛を誇った保戸島のマグロ延縄船も1980(昭和55)年の160隻超から昨年には15隻にまで減少した、と津久見市の資料にある。

 島の姿、外観は変わらないように見えても、その内側は大きく変わってしまっていた。

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