一緒に「うすきあるき」を

 暗い土蔵の中に足を踏み入れると、大きな甕(かめ)が所狭しと並んでいた。小手川酒造で大切に貯蔵されている焼酎許可を得て写真を撮った。一番古いものは1987年だそうだ。甕の表面には506ℓとある。中身は焼酎という。ここは臼杵市の小手川酒造。4月30日には小手川酒造と赤嶺酒造、藤居酒造、久家本店による「醸造の町臼杵 四社合同 蔵開き2016」が開かれる。
 野上弥生子文学記念館と白い壁の小手川酒造小手川酒造は作家野上弥生子(故人)の生家である。江戸末期の安政2(1855)年に創業。当時は酒造りの閑散期に味噌・醤油(しょうゆ)を造っていた。これが現在のフンドーキン醤油の前身になった。小手川酒造の反対側はフンドーキンの店舗。ここで味噌せんべい「みそか」を買った。

 ついでにもう一つフンドーキンの話を。小学校の校舎などを使って26年前にできたフンドーキン醤油の本社建物同社の木造2階建ての本社は小学校の校舎だったそうだ。正確に言うと、本社の場所にあった木造2階建ての住居に、新校舎の建築で取り壊しになった臼杵市立佐志生小学校の木造校舎1棟を合わせて建築した。26年前のことだ。当時の新聞記事を見つけた。

 フンドーキンの会社見学に行ったわけではない。話を伺ったのは「うすき街並みガイドの会」の石崎会長。たまたま臼杵市観光交流プラザの前でお会いして町歩きの案内と説明をしてもらうことになった。

 10日の朝、妻と二人で交流プラザに行った。日曜日は「(ボランティアの)街並みガイドさんにうすきの町を詳しく案内していただけます」と臼杵市の資料に書かれていたからだ。

 町歩きは「城下町臼杵を巡る定番コース」「野上弥生子の文学に親しむコース」など幾つかある。きっとコースごとに何人か集まって1グループになってガイドしてもらうのだろうと思っていた。

 ところが、結果は二人だけ。説明は戦国大名の大友宗麟が築いた臼杵城から始まった。さらに城下町の風情を感じさせる二王座歴史の道城下町の風情を楽しむ二王座歴史の道、中央通り商店街(八町大路)、野上弥生子文学記念館、小手川酒造、八坂神社、荘田平五郎記念子ども図書館、稲葉家下屋敷―と一緒に歩いていただき、じっくりと2時間説明を伺うことができた。

 久家の大蔵で見たポルトガルの装飾タイル壁画アズレージョも印象的だった。途中の久家の大蔵で見た壁画も印象的だった。ポルトガルの伝統的な装飾絵のタイル・アズレージョだとある。日頃の運動不足がたたって足は棒のようになったが、妻と二人何だか良い気分になって臼杵を離れた。

 

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