広域避難、減災と空き家

 朝、ラジオを聞いていたら「広域避難」という言葉が聞こえた。各紙朝刊を読むと、避難所が足りない、食料が足りないと悲痛な叫びにあふれている。一方で17日の日誌で書いたが、空き家は多数ある。九州各県の空き家を避難に活用できないか。

 大分県内の空き家率は3年前の数字で約15%で、空き家は約9万戸あるという。九州の他県も状況は変わるまい。その1割、あるいは5%でも「一時避難所」として活用できれば、避難所不足は緩和されるのではないか。もちろん誰でも広域避難ができるわけではない。仕事や学校などの制約がある。

 でも、遠くなっても、見知らぬ土地でも体育館や学校で避難生活をするより「家」で暮らす方がいいという人もいるかもしれない。空き家も被災者の選択肢になるのではないか。

 例えば熊本県と福岡県、鹿児島県、大分県など隣県で協定を結んでおき、いざというときは「借り上げの一時避難所」として相互に空き家を利用できるような制度はつくれないのか。南海トラフの巨大地震が大分県や宮崎県を襲えば、多数の被災者が出るだろう。広域避難の仕組みが必要だろう。

 震災関連死を増やさないためにも、空き家など使える「資源」の活用を早急に検討し、仕組みを整えるべきではないか。

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