同じ鮎でもちょいと違う

緑に囲まれた青山河川公園 青山河川公園で青山小学校の児童がアユの放流をします。佐伯市役所からお知らせがあって出かけてみた。市中心部からクルマで30分ほど。青山地区は山あいにある。公園の周囲の新緑が目に優しい。水がきれいな堅田川。夏は河川プールができるらしい。(追伸:河川プールは維持が大変で最近はやらないとの指摘あり)堅田川の水もきれいで気持ちいい。前回の臼杵川のアユ放流とは大きく違うところがこの写真だ。(詳しくは4月15日の日誌「長靴、合羽、他に何を」をご覧下さい)
 そう。長靴をきちんと用意してきた。だから川の中に入っての撮影も可能になった。

 午前10時からと聞いていたが、なかなか始まらない。こんなところものんびりしていいのかもしれない。しばらくして子どもたちがやってきた。青山河川公園のすぐそばにある青山小学校(写真奥の建物)。全校児童数は11人。アユの放流には幼稚園児3人も加わって総勢14人。学校はどこかと聞くと、公園のすぐそばだった。全てがこう、ぎゅっと凝縮された感じだ。

 堅田川漁協が用意したアユ12kg(1匹が10gとすると1200匹)が到着し、アユを何回もバケツに入れてもらって川に放流した。12kgは結構な量だ。放流が始まった。12kgは結構な量がある。子どもたちは小さなバケツに何回もアユを入れてもらっては放流を繰り返した。ところで、全国でどれくらいのアユが放流されているのだろうか。

 全国内水面漁業協同組合連合会の資料がある。全内漁連のホームページの釣り情報の中に「全国アユ釣り速報」がある。そこを開くと、都道府県別になっている。九州では「福岡」「熊本」「大分」「宮崎」の4県分が掲載されている。

 ここをさらに開くと漁協別の放流量と解禁日、遊漁料などが書いてある。ちなみに大分県では筑後川水系の日田漁協の放流量が8000kgとダントツで、次いで大野川漁協の2000kg、山国川漁協の1800kg、大分川漁協の1700kg、番匠川漁協の1500kgとなっている。九州4県では一番だ。

 全内漁連の資料を見ながら、一つ気になるものがあった。1、2、3とある。例えば大野川漁協と日田漁協は3で、番匠川漁協は1。種苗の種類で番匠川漁協は淡水魚種苗センターで稚魚を育てている。一方、日田漁協は海産(河川産)を入れる。

 日田漁協に電話してみると、鹿児島県の天降(あもり)川が稚アユの産地だと教えてくれた。川で生まれたアユはいったん海へと出て、再び戻ってくる。そこを捕まえるわけだ。同じアユでもこちらの方が縄張り意識が強いらしい。

 こんなことアユ釣りをする人ならイロハのイだろう。釣りをしないから初めて知った。

 さて、話を青山地区に戻そう。河川公園へと下って来る前に面白い暖簾をみた。「青山ピンコロ軒」と目立つ暖簾がかかった民家「青山ピンコロ軒」と書いてある。地域住民が幅広く交流できるようにと2008(平成20)年に開設した。運営するのは自主防災の活動をしている女性団体「青山女性百人会」(本田房代代表)と当時の新聞記事にある。

 本田さんはどんな人か。佐伯市の市勢要覧2016で紹介されている。地域のつながりを強めようと言っても、掛け声だけでは人は動かない。実際に物事を動かす人が必要だ。本田さんもそんなキーパーソンの1人だった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です