内閣府の避難実態調査

 「私は当時1歳の子と、臨月のお腹、しかも赤ちゃんが下がっていて張り止めを飲んでおり、避難所でいつ生まれるかドキドキ。ガソリンがなく病院に行って薬ももらうこともできないし、電話もつながらず不安な毎日。そんな中、私がいた避難所1日2回の食事も、外に30分程かけて並ばないともらえない状況。臨月のお腹で1歳の子を抱いて寒い中並ぶのは大変でした。妊婦や小さな子がいる家庭、高齢者などにもう少し優先して(配慮して)あげても良いと思った」

 内閣府が2013(平成25)年にまとめた東日本大震災の避難実態を調査した内閣府の報告書「避難に関する総合的な対策の推進に関する実態調査結果報告書」がある。東日本大震災の被災者支援で何が足りなかったのか、どこに問題があったのか。被災者へのアンケートによって浮き彫りにし、避難所などでの生活環境の改善を進めるために実態調査を行った。

 あらためて読み返してみて、強く印象に残ったのが、妊娠中の女性の声だった。
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