マンホールトイレ見学

 10日に落成式を行った福良ヶ丘小学校4月28日の佐伯支局長日誌「マンホールトイレとは」で取り上げた臼杵市立福良ヶ丘小学校。10日の落成式を取材に行った。ここに臼杵市としては初めてマンホールトイレを設置した。落成式の出席者も見学できるように1基だけ組み立ててあったので早速写真に収めた。

  普段は駐車場だが、災害時には10基のマンホールトイレに変わる福良ヶ丘小の正門を入って右側に舗装された駐車場がある。そこに「災害」と書かれた小さなふたが10個ある。ふたを上げると、中に配管が見える。そこに簡易式の洋式トイレを置いて、周りをテントで覆う。マンホールトイレのできあがりだ。

 駐車場奥に学校のプールがあり、その水でし尿を流す。配管は公共下水道につながっているが、下水道が使えない場合は一時的に配管内にためることもあるという。そんな場合でも3日間は使えるという想定だと説明を受けた。

 災害時のトイレの問題は深刻だ。どんな準備をしておけばいいのか。内閣府(防災担当)が4月にまとめた「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン」があった。

 その1頁目に「(市町村においては)本ガイドラインに沿った準備と対応が進み、過去の災害において発生したトイレの劣悪な環境が改善されることを強く期待する」とあった。

 ガイドラインに示された災害発生当初のトイレの個数(目安)は50人当たり1基。男女別に分けるのが望ましいし、その際、男女比は1:3が理想的だそうだ。避難が長期化する場合には約20人当たり1基。トイレの平均的な使用回数は1日5回を見込む。こうした数字に沿って市町村の計画は立てられているのだろうか。

 ガイドラインではさまざまなトイレの概要・特徴なども紹介している。種類は(1)携帯トイレ(2)簡易トイレ(3)仮設トイレ(4)マンホールトイレ(5)その他-自己処理型(水循環式、コンポスト式、乾燥・焼却式)、車載トイレ、便槽貯留とあるそうだ。

 校庭側にはトイレを併設した備蓄倉庫が。さて、福良ヶ丘小には防災・避難拠点として校庭側に外から入れるトイレを併設した備蓄倉庫も建てられていた。それにしても最近の小学校はおしゃれだなと思う。エレベーターやエアコンも付いているというからすごいなと感心するだけだ。

 ところで、なぜ福良ヶ丘小が津波災害時の拠点となったか。前回の日誌(4月28日)にも書いたが、高台(標高約24m)にあるからだ。

 福良ヶ丘小学校を眺めると頭一つ抜き出た場所にある。手前はJRの線路改めて写真を撮ると分かる。確かに頭一つ抜き出た場所にある。ただ、福良ヶ丘小に通じる道路が狭いのだ。これは残された課題になる。

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