もりりん教室で勉強を

 もりりんとは何か。大分県の森林づくりに一役買う「もりりん」大分県の森林づくりマスコットキャラクターである。その名前をつけた「もりりん教室」とは何だろう。小学校の4~6年生を対象にした大分県の出前事業である。県南部振興局が佐伯市弥生の明治小学校で森林と防災の学習「もりりん教室」を開くというので、現地に行ってみた。

 もりりん教室は盛りだくさんだ。「日本の森林と大分の森林」「森林の働きと森の恵み」「林業の仕事」「林業の問題点」「土砂災害と河川環境について」「土砂災害を考える」「暮らしを守る治山事業」と7本の柱で構成されている。

 パワーポイントを使って森林と防災について説明を受ける子どもたちまずは座って話を聞く。大分県の約7割は森林で、そのうち半分以上は人工林。では佐伯市はというと約9割が森林で、などと説明がある。

 森林や林業の問題と言えば林業従事者の高齢化と後継者不足、木材価格の低迷にシカの食害もある。大分県のシカの生息分布状況を1996年の大分県のシカの生息分布状況1996(平成8)年と2010年の大分県のシカの生息分布状況2011(平成23)年で比較した資料が示された。(この日誌では大分県のホームページにあった2010年の図を使用しました)

 災害に対する備えも欠かせない。大分県の山地災害危険地箇所は6833カ所、このうち佐伯市は1186カ所。全国では約24万カ所で大分県は危険地区が多い方だと言って、子どもたちの注意を喚起する。

 説明はさらに続く。佐伯市では2004(平成16)年10月の台風23号や11年9月の台風15号の豪雨などで大きな被害が出たという。梅雨時期から台風シーズンとなる秋までは要警戒だ。

 さて子どもたちがおもしろがったのは「森林機能実演型模型実験」(通称もりりんランド)。土石流などが発生する仕組みを説明するための大型模型健全な森林と不健全な森林の違いなどが説明され、「小石」を使って土砂崩れや土石流を発生させる実験を行う。上から水流に見立てた石が落ちてくると不健全な森の下にあった家は押し流され、土石流は下流に一気に押し寄せる。こうした実験はとてもわかりやすい。

 もりりん教室で子どもたちと一緒にイロハを習った。来週は佐伯市が防災パトロールを実施する。災害危険予想地域などの状況を調査し、防災・減災対策を検討する。ここでもう少し掘り下げて勉強をしたい。

 

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