一宿一飯の恩義あり

 たらふく食べて後は知らないとはいかない。ここはPRに一役買わないわけにはいかない。バーベキュー台の上に次々と置かれ、炭火で焼かれる岩ガキ佐伯市蒲江西野浦の民宿まるに丸で岩ガキの試食会があった。
試食会は大分、宮崎両県の新聞、テレビ、ラジオ向け。「日豊海岸岩ガキまつり」については5月14日の佐伯支局長日誌「蒲江は岩ガキの季節に」で紹介したが、試食会は岩ガキを実際に食べてもらい、新聞やテレビなどで岩ガキまつりをPRしてもらおうという企画だ。

 テレビや新聞の求めに応じて、新聞やテレビの注文に応じる佐伯市観光協会の橋本会長(左)と延岡市観光協会の谷平会長佐伯市観光協会の橋本正恵会長と宮崎県延岡市観光協会の谷平興二会長が岩ガキを持って笑顔を見せる。日豊海岸岩ガキまつは佐伯市観光協会と、宮崎県延岡市、日向市、門川町でつくる「ひむか日豊海岸観光推進協議会」が初めて共同で開いた。

 岩ガキを使ったさまざまな料理が4月の日向市(6店舗)、門川町(1店舗)に始まり、5月の延岡市(11店舗)、さらに6月から佐伯市の6店舗が加わり、8月末まで提供される。

 「カキ」は「夏季」を連想させ、「夏のカキ」といえば「東九州」を思い浮かべる。そうなるまで頑張るという。だから、料理として出す岩ガキは当然「豊後水道」か「日向灘」で育ったものに限る。

 さて、橋本会長も岩ガキを焼いて提供した橋本会長も岩ガキを焼いてふるまう。この日は「天然」と「養殖」の2種類の岩ガキがたっぷりと用意されていた。

 ところで佐伯市での岩ガキ養殖はいつごろ始まったのか。西日本新聞の2011(平成23)年6月5日付の記事があった。

 記事の書き出しは「佐伯市蒲江で試験的に養殖していたイワガキが順調に成長、本格的な出荷が始まった」とある。

 さらに「蒲江では2009年4月、イワガキの種苗生産に成功した県から、10業者が種苗を多量に譲り受け、蒲江、猪串、名護屋の各湾で試験養殖を始めた。昨年(2010年)は、この試験養殖のイワガキを地元のイベントや、道の駅かまえで試験販売した」などとあった。

 ちなみに大分県漁業協同組合名護屋支店によると、2015(平成27)年の養殖イワガキ生産量は25トン(推計15万個)という。

 イワガキの間に魚が。養殖されたニジマスだった試食会では岩ガキ以外にニジマスやアラカブ、ムール貝の料理も出た。なぜ、ニジマスかと言えば橋本会長が養殖しているのだそうだ。チョウザメもやっているという。

 そういえば、3年前の「蒲江の貝を売り出せ」という見出しの記事で、橋本さんが地元の西浦湾で約80種類の貝が捕れることに着目し、いろんな貝料理を売り出そうとしていることが紹介されていた。

 何にでも果敢に挑戦する人なのだな。

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