番匠川のほたるの学校

 旧本匠西中学校の校舎を利用して開かれる「ほたるの学校」ほたるの学校」に行ってきた。ホタルについて勉強し、その後、番匠川に乱舞するホタルを観賞する。7日は風もなく、気温もほどよい絶好のコンディション。ホタルは幾つかのグループを作って明滅を繰り返し、高く飛んだり、すぐ目の前にやってくるホタルもいる。うれしくなったが、その喜びを伝える肝心の撮影に失敗した。情けない限りだ。
 校庭をはさんで校舎と反対側に閉校記念碑があった。ほたるの学校は2001(平成13)年3月末で閉校した本匠西中学校の校舎を使って開かれる。校舎のすぐ横には番匠川が流れている。

 入り口にあった看板にはほたるの学校の開校日は6月5日から10日までとある。

(ほたるの学校は5月18日の佐伯支局長日誌で紹介した。ただ、佐伯市観光協会のお知らせでは開校日は6月5日から11日となっていた。学校の看板では10日までだから、11日については確認した方がよさそうだ)

 旧本匠西中から鹿渕(かぶち)地区の「ほたるの里」までは700m。そこにはホタル観賞のための遊歩道(450m)が設けられている。校舎に入って右側の一番手前の教室がほたるの学校だった学校の授業は午後7時から45分間。見頃となる8時以降は番匠川の方に降りてゆきホタルを観賞する。さて、「ホタル博士」こと吉良英生先生の授業を受けた生徒はこの日は9人だった。

 旧本匠村(現佐伯市本匠)を流れる番匠川沿いは西日本一のゲンジボタル群生地だった。ところが、2002(平成14)年を境に大きく減少した。一番の原因は台風だという。

 豪雨によって山が崩落し、大量の土砂が川に流れ込んだ。結果、ホタルとホタルのえさとなるカワニナが流されたり、旧本匠村のどの橋にもカッパがいる。番匠川を見守っているかのようだ生息していた場所の環境が大きく変わったりして、ホタルの名所と言われた場所で、かつてのような乱舞がみられなくなったという。

 さらに、街灯ができた地区ではホタルが見られなくなったところもあるという。ホタルは風と光に弱い。自動車のヘッドライトも大敵だ。そんな話を聞いて、期待もやや冷めた。

 予定の45分間を超える授業を受けて「本匠ホタル博士認定証」をいただいた。さて、教室や廊下は昔のままになっているようだ先生とともに校舎から校庭に出た。懐中電灯を持って番匠川へと向かった。すると、学校前の道路に立っていた人が「先生、もうホタルが高いところまで上がってますよ」というようなことを言った。確かに道路のところでホタルの明滅が見えた。ホタルがたくさん出てますよということのようだ。道路は時折クルマが通る。こうなるとヘッドライトの明かりは邪魔者である。

 吉良先生の先導で、もっと番匠川近くに行ってみる。暗闇の中に光が浮かび上がる。1グループでホタルが30個体。授業でならった。これが3グループあるようだ。少し間を置いて明滅を繰り返す。

 映像が撮れなかったので、佐伯市観光協会のホタルの写真。実際はホタルがもっと多い印象を受けた佐伯市観光協会のホームページから写真を拝借した。実際に見たのは、この写真より多く、180度の視界いっぱいにホタルが光の競演をしている感じがした。

 撮影にもう一度チェレンジしてみるか。しかし、うまくいくだろうか?

 

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