熊本地震に学ぶ~佐伯市

地震・津波だけでない。風水害に備えて佐伯市が行った防災パトロール。 佐伯市議会の6月定例会が開会した。14日から17日まで一般質問が行われる。どんな質問が出るのか。一覧表が議会のホームページで公開されている。熊本地震を受けた防災・減災対策が中心となるのは予想できた。よその議会でも同様のところが多いのではないか。今のままで備えは十分と言い切れるような地方自治体はそうはないだろうと考えるから。

 質問が公開されているので、少し紹介したい。初日から市の防災対策と危機管理について質問がある。熊本地震に学び、今後の課題をどう考えるか。総論的なものから「備蓄倉庫」「避難所」など個別の問題について質問が続いていく。

 佐伯市では南海トラフ巨大地震の発生に伴う大津波の襲来が予想されている。このため、二日目には海岸部の地震・防災対策などが聞かれ、津波避難タワー整備についても質問がある。

 それ以外にも「福祉避難所」「公共施設や個人住宅の耐震化」「橋梁の耐震性」「救急搬送体制」などの質問が予定されている。

 細かく、深く、広い議論が展開されるのではないか。ところで災害は地震・津波だけではない。

 台風や豪雨はこれからが本番になる。

警察、自衛隊、消防など関係者が危険と思われる場所を見て回った 佐伯市では先月26日に防災パトロールを実施した。5月20日の日誌「もりりん教室で勉強を」で紹介したが、大分県内には山地災害危険箇所が6833あり、そのうち佐伯市には1186箇所ある。小学生を対象にした県の森林と防災の学習「もりりん教室」で学んだ。

 どこにどんな危険があるのか。どうやって避難するのか。「避難準備」「避難勧告」「避難指示」はどう違うか。実践的な訓練が必要だろう。

 土砂災害だけでない。河川の氾濫だってあり得る。番匠川にかかる沈み橋(沈下橋)に立って護岸工事の状況などの説明があった。8日は国土交通省佐伯河川国道事務所を中心に番匠川水系の巡視が行われた。現状の水害リスクについて情報を共有し、減災のための目標を設定するために先日、新たな組織が設けられた。国、県、市などが集まって「番匠川水系水防災意識社会再構築協議会」を発足させた。

 そこで高齢者や障がい者、子どもなどの災害弱者への適切な情報提供、配慮、対応といったものが重要という趣旨の話があった。確かにこの面では工夫の余地はまだまだ大きい。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です