原稿1本P付き25行

旭化成陸上部の宗猛総監督が佐伯市長を表敬訪問した。今日の仕事はこれを短い記事にすること。 内容の良しあし、レベルが高いか低いかは別にして、こうして毎日「佐伯支局長日誌」が書けるのは基本的に忙しくないからだ。今日の仕事は原稿1本。P(写真)付きで25行。書かない日もある。その埋め合わせに日誌で情報発信に努めているつもりなのだ。

 さて、10日の仕事は「旭化成陸上部の宗猛総監督の佐伯市長表敬訪問」である。旭化成陸上部と言えば本拠地は宮崎県延岡市と思い浮ぶが、今は延岡と東京の二元体制のようだ。

 宗総監督はなぜ佐伯市長を訪問したか。旭化成の選手が佐伯合宿で拠点とする佐伯総合運動公園陸上競技場24日から名古屋市で始まる陸上の日本選手権に出場する旭化成の選手7人のうち3人が佐伯で合宿しているからだ。名古屋での日本選手権はリオ五輪代表の最終選考会となる。

 だいたい宗総監督自身が佐伯と無関係ではない。臼杵市出身で佐伯市の佐伯豊南高校に進み、旭化成で兄の宗茂さんとともに双子のマラソンランナーとして脚光を浴びた。

 ちなみに佐伯市の西嶋泰義市長は宗総監督の高校の先輩にあたる。

 宗兄弟は知名度が高く、旭化成の有力選手が初めて佐伯で合宿し、五輪を目指すというのもいい。でも、これだけで記事にするには何か物足りない気がするのだ。ひと味足したい。考えたのが、佐伯、延岡両市の関係である。

 東九州自動車道の無料通行区間(佐伯~延岡南)が開通して1年余り。防災、観光面で両市の連携、協力関係を深めようという動きが続いている。(4月1日の佐伯支局長日誌「日本の『バスク』になる日」などで紹介)。これがスポーツなど他の分野にも広がりつつあるとなればニュース性があると思った。

 そんなことを含ませながら短い記事に仕立てた。

総合体育館もプールもなかなかりっぱだ 実際、旭化成の選手が今回、拠点とする佐伯市総合運動公園は延岡市民に人気らしい。行ってみると、陸上競技場や野球場のほかに、りっぱな総合体育館や市民総合プールもあった。ちなみに市民総合プールでは12日に「第27回九州障がい者水泳選手権大会」が開かれる。カラフルな彩りの子どもの遊び場もあった体育館などの手前には子どもたちのための遊具がある。人工芝のグラウンドはまだ新しい感じがさらに人工芝のグラウンドがある。サッカー場として使われるのだろうか。テニスコートもあるようだ。

 なかなか施設がそろっている。そして、何よりも良いのが交通の便である。東九州自動車道の佐伯インターチェンジ(IC)の一つ手前の佐伯堅田ICを降りて、すぐの場所にある。無料の高速道路を使って来られるから延岡市民に人気の施設となっても不思議ではない感じがする。

 これらの施設を使って両市でもっとスポーツイベントや合宿の誘致を図ってはどうだろう。人も減り、地域経済も縮小気味の時代に大事なのは、競争よりも足らざるところを補完しあう共生だと思う。

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