超々高齢社会の備え②

蓮まつりの会場で開き始めたピンクのハスの花 7月10日から始まる「第4回石仏の里蓮まつり」の会場を訪れると、ぽつぽつとピンク色のハスの花が咲いていた。案内板には現在は4400㎡の広さの敷地に5種類のハスを植えていると書かれていた

 ところで今日のテーマはハスではない。超々高齢社会への備えの続編である。インターネットでいろいろ検索すると、臼杵市の取り組みは全国的に注目されているようだ。

 ネットで第一三共が発行所となった雑誌で臼杵市の認知症を考える会が特集に「みるみる」というタイトルの雑誌が目に入った。副題が「診る×看る 地域医療を支える明日の病院経営」。発行所は第一三共株式会社。2015(平成27)年7月の創刊号では「臼杵市の認知症を考える会」が特集の一つに取り上げられていた。

 特集は「地域で広がる初期認知症への実践的取り組み」である。臼杵市のケースは「医師会からスタート。医療-看護-介護-福祉が連携した認知症対策」と大見出しがあった。

 臼杵市に認知症を考える会ができるきっかけとなったのが、2006(平成18)年に臼杵市で開かれた大分大学医学部(神経内科)の木村成志氏の認知症講演会だった。日頃から認知症をかかりつけ医が発見するシステムができれば、認知症の早期診療が可能になると考えていた藤野循環器内科医院の藤野孝雄氏(臼杵市の認知症を考える会会長)が、木村氏の講演を聞いて相談を持ちかけた-と記事にある。

 そして、開業医を対象とした認知症研修会が始まった。医師の活動が行政とにつながっていったのは一人の市職員との偶然の出会いがあったからだったという。2010(平成22)年に大学と医師会、行政が中心となった「臼杵市の認知症を考える会」が設立された。

 同時に小学校区ごとの住民を対象にした「なるほど認知症講座」が始まった。今月25日には14回目となる認知症講座が臼杵南小学校体育館で開かれる。大分大の木村成志准教授も講師の一人として登壇する。講座参加者が希望すればタッチパネル式早期診断システムによる一次検診を実施するようにもなっている。

 さらに2010年と2012年には認知症市民フォーラムも開かれた臼杵市認知症市民フォーラムも開かれた。この年は1600人、2年後のフォーラムでは1300人の参加があったという。

 臼杵市では第12回介護保険推進全国サミットinうすきが開かれた2011(平成23)年には第12回介護保険推進全国サミットinうすきが開催された。こうした市民の関心を高める取り組みがいろいろと行われてきたわけだ。

 さて、前回の超々高齢社会への備えで書いたが、臼杵市は全人口に占める認知症サポーターの比率が高い。しかも、成人だけでなく、小学生、中学生を対象に認知症サポーターの養成講座を実施している。

 先週18日には西中学校2年生124人を対象に養成講座を実施。小学校では4年前から行っているが、中学校では初めてという。結果、小学生のキッズサポーター145人(3月末現在)に加えて、今月、初めての中学生のジュニアサポーター124人が誕生した。

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