現場を支える女性たち

医療、介護、行政などの関係者が集まった臼杵市Z会議 臼杵市Z会議が7日夜、臼杵市医師会立コスモス病院大会議室で開かれた。「Z」はzaitaku(在宅)の略。もっと言えば在宅医療・介護連携推進事業のことである。

 4月18日付の佐伯支局長日誌「『石仏ねっと』ですか?」でコスモス病院を中心とした「プロジェクトZ」を紹介した。それと今回の会議はどうつながるのか。

 病院から市に運営主体が変わり、より広く在宅医療・介護・福祉連携を目指す組織に衣替えされた。プロジェクトZはその中に包含され、発展的に解消されたということだそうだ。

 高齢者の急増は医療・介護のあり方の見直しを迫る在宅医療の拡大は国の政策である。「2025年には団塊の世代が75歳以上となり、3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上になる」。この見通しを前提に医療や介護を考えると、今のままでは十分な対応ができないと国は説明する。

 医療や介護の制度改革を進めるのは当然だが、大都市と地方では事情も異なる。国は市町村に必要な医療・介護確保のための計画を求めるだから、地域の実情にあった医療や介護のあり方をそれぞれ考え、計画を作りなさいと国は言う。

 制度改革のキーワードが「在宅」である。入院をできるだけせずに自宅で過ごしてもらう。最期の看取りも自宅で。そうすることで医療費抑制につなげたいと国は考えている。

在宅医療には多くの職種が関わるため連携が重要になる 在宅医療の推進で何が、どう変わるのか。病気や障害を抱えていても、入院などをせずに自宅で安心して暮らしていける。医師だけではできない。多くの職種の人々、その人が暮らす地域の住民の協力と理解が必要になる。

 この点で臼杵市は一日の長がある。プロジェクトZを通じて関係者は「顔の見える関係」を超えたという。顔を知っている。名前を知っている。そこから一歩進んで人柄を知り、一緒に仕事ができるところまで来たとの話があった。

 さて、臼杵市Z会議の組織についても紹介したい。まず、全体会議がある。臼杵市長や臼杵市医師会会長ら19人で構成する。

 その下に中核となるコア会議がある。これはコスモス病院副院長など16人が名を連ねた。

 より現場に近い人たちは「研修」「啓発」「リアル」の3班に分かれる。

 資料によると、「リアル」とは、在宅移行と在宅療養の現場のリアルな課題を抽出し、課題解決に挑むことで、在宅療養の臼杵の強みを見つける、とあった。

 リストを見ながら思った。全体会議の男女比は男17人と女2人、コア会議は男6人に女10人。会議後半で班別になった時、リアル班の出席者を数えると男12人と女32人だった。

 現場に近づくほど女性が多くなった。医療・介護の現場を支えているのは女性たちだな。この会議と名簿を見てあらためて実感した。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です