子どもたちは大忙し?

 学校行事の案内が支局に届くことが多い。12日も幾つかあった。自分の子どもの頃もこうだったろうか。今の子どもたちは自分の頃に比べて大忙しのようにも見える。地震と津波の発生の仕組みなどを聞く6年生 朝9時から津久見市上青江の青江小学校で大分県ジュニア防災リーダー育成のための「防災学習会」が開かれた。県防災対策室の主催である。大分県南の佐伯、津久見、臼杵3市は南海トラフ巨大地震に伴う津波被害が心配される。青江小でも万が一に備え、避難訓練を怠らない。

 青江小はちょっと高い場所にある。そんな印象を持っていた。校長先生に聞くと、市内の小学校では高い方だが、それでも海抜8m。何よりすぐ横に青江川が流れており、大津波で海水が川をさかのぼってきて学校が浸水するのではないかと警戒している、とのことだった。

 では、いざという時はどうするか。校舎の屋上に避難するのではなく、近くの高台に逃げる。1学期に1回は訓練を実施して10分ほどかかる避難場所へみんなで行っているそうだ。

 東日本大震災を教訓に大分県教育委員会は2012(平成24)年度から「防災教育モデル実践事業」を始めた。本年度は佐伯市の米水津中学校などがモデル校となっている。米水津中では夏休みを利用して生徒13人が宮城県石巻市を訪れることにしている。

 過去のモデル校を見ても佐伯市や臼杵市の小中学校が多い。

 東日本大震災を受け、文部科学省の委託事業として大分、熊本、佐賀など15道府県が行ったものに「防災キャンプ」があった。

 大分県では12年8月、佐伯市立松浦小学校、同鶴見中学校の児童・生徒、教職員、保護者など91人が参加して鶴見中学体育館とその周辺で2泊3日の防災キャンプが行われた。

 その活動内容をみると、町の危険箇所を探したり、非常食体験や避難所運営訓練をしたり、夜間避難訓練をしたりしたようだ。

 ところで、防災学習会に参加した青江小の6年生はそれだけでは県防災ジュニアリーダーにはなれない。勉強したことを家族で話し合い、結果をリポートとして提出する。そんなステップを踏んでリーダーに認定される仕組みになっている。

 青江小の防災学習会を途中で抜けて佐伯市に戻った。昼前に三浦造船所の進水式をのぞくためである。三浦造船所の進水式を市内の小学生が見学に来ていた すると、佐伯小学校と米水津小学校の児童が社会科見学に来ていた。日本文理大学附属高校の吹奏楽部の演奏とともに進水式が進行していく。なんだか、かりゆしウエアが目立つなと思ったら、沖縄本島と慶良間諸島を結ぶ「フェリーざまみ3」の進水式だった。

 座間味村の村長や村議会議長など沖縄県から多くの関係者がやってきていた。恒例のモチまきの後、神事が執り行われた。船が船台を滑り降り、風船が舞う場面はいつも印象的だ 式のハイライトは、「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌に乗って新船が船台を滑り降りて海へと入るところ。当事者でなくても、この場面は少し心を動かされる。

 ところで、この日はもう一つ学校行事が予定されていたが、それは延期された。11日に臼杵市役所からFAXが入った。臼杵市立南野津小学校の5、6年生による大豆の種まきが12日から15日に延期されるとのお知らせだった。

 本年度の食育推進体験学習で大豆の植え付けを行う。食育の推進とともに農業に対する理解を深めてもらおうというわけだ。防災も食育も大事なことではある。

 ちなみに13日にも行事開催のお知らせがあった。今年11月に佐伯市で開かれる「2016年西日本B-1グランプリin佐伯」に向けて小・中学校で出前事業を開いていくという。その第一弾として13日に佐伯市立東雲小学校体育館(上浦浅海井浦)で出前事業が行われる。

 こうして数え上げていくと、自分の頃に比べて今の子どもたちは本当に忙しそうだ。

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