臼杵のお得やけん(券)

2000円分の食事クーポン券「お得や券」のPRポスター 計画が語られたのは6月9日の臼杵市長定例会見だった。6月定例市議会に提出する本年度補正予算案が説明された。その中に「熊本地震により減少した観光客の回復のための緊急観光推進事業にかかる財源」の500万円があった。これがようやく「お得やけん(券)」として姿を現すことになった。

 1枚1000円相当の2枚つづりの食事クーポン券で、国宝臼杵石仏など市内の観光施設に入館した観光客を主な対象として発券し、使ってもらう。20日から使えるようになる「お得やけん(券)」 その際、消費税込みで、1人1回の食事料金が2000円以上5000円未満の場合は1枚(1000円相当)、5000円以上の場合は2枚(2000円相当)使用可とする。 

 こうした基本的な考え方は6月9日の記者会見でも説明された。ただ、具体化は簡単ではなかったようだ。

 お得けん(券)はどうしたら手に入るか。
○国宝臼杵石仏(入館料540円)
○旧臼杵藩主稲葉家下屋敷(同320円)
○吉丸一昌記念館(同210円)
○野上弥生子文学記念館(同300円)
○臼杵市歴史資料館(同320円)
○ヤマコ臼杵美術博物館(同400円)
○風連鍾乳洞(同1000円)

お得けん(券)のチラシ。これにスタンプをもらう 以上7施設のどれか一つに入館料を払って入り、お得やけん(券)のチラシにスタンプを押してもらう。それを臼杵市観光交流プラザに持って行って「お得やけん(券)」と交換する。お得や券は20日から使用開始で、有効期限は9月30日までとなっている。

 ここで誰しも考えることは同じだろう。一番安い入館料はどこかである。入館料1000円の風連鍾乳洞は入場者増には結びつきにくい。集客という意味では施設間の格差が残る。ただ、観光客に臼杵に来てもらい、食事をしてもらうことで全体にプラスになるということで理解を得たのだろうか。

 500万円の予算で、1枚1000円相当の2枚つづりのクーポンとなると、発行数は2500部になる。

 瞬く間になくなってしまってもどうかと思うが、いつまでも残っているのも塩梅が悪い。お得やけん(券)の場合はどうなるだろう。すぐになくなれば、追加発行の検討をすることにもなりそうだが。

 スタンプを観光交流プラザに持って行ってクーポン券と交換してもらう、この一手間もどうか。面倒くさいと思う人もいるのではないか。そんな疑問も湧く。

 クーポンを使える店とそうでない店で不公平感はないだろうか。クーポンを使える店だけがいわば補助金をもらうことにならないのか。細かく詰めていくと、いろんなことが課題として浮かんでくる。

 お得けん(券)が使える飲食店の一覧はチラシに掲載されているお得やけん(券)を使える飲食店は69店で、チラシに店名と電話番号、簡単な地図がある。

 個人的には早めにお得やけん(券)を確保しておいて、そのうち夏フグでも食べてみたい。

 熊本地震の影響で遠ざかった観光客に何とか戻ってきてほしい。そんな思いで独自のキャンペーンを行っているのは臼杵市だけではない。「おんせん県おおいた観光旅行復興キャンペーン」のサイトがあったので、これもご紹介しておく。

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