大分特産の柑橘ならば

 大分特産のカボスの収穫期も遠くない炎天下を今日も出歩く気力はなかった。そこで、2日前に佐伯市蒲江波当津に行った時の余談のような話を。カボスをご存じだろうか。大分特産の柑橘類で、もう少しすれば露地ものの収穫期を迎える。

 カボスとはどんなものか。どうやって食べるのか。出回るのはいつごろか。こんな疑問に対しては大分県カボス振興協議会のホームページ(HP)を見るのが、答えを知る早道である。

 カボスはスダチより大きく、個人的にはスダチの酸味よりもまろやかだと感じる。

 大分県内では江戸時代から栽培され、臼杵市には「カボスの元祖木(がんそぼく)」があった。同市のホームページにミニ解説がある。

 同市乙見日平(ひびら)にあった木で1976(昭和51)年3月、大分県の調査で「カボスの元祖木に間違いなし」と判断された。この木は樹高約4m、枝張り約5mあり、樹齢は300年を下るまいと言われたが、その後枯死してしまった。

 こうした歴史があるせいか、臼杵津久見地区の生産量は多い。カボス振興協議会のHPにあったカボスの生産状況カボス振興協議会のHPにデータがあった。ちょっと古いが、栽培面積では臼杵津久見地区が103haと最も多く、竹田市、豊後大野市と続く。県北の杵築、国東、豊後高田も50~69haと少なくない。

 カボスは9割以上は大分産だそうだ。振興協議会のHPに出回り時期の説明もあった。3月半ばから6月が加温ハウス、7月が無加温ハウス、そして、8~10月半ばが露地ものの収穫時期になる。

 カボスの旬は8月末から10月と振興協議会。暑い時期はオンザロックや水割りの焼酎にカボスの絞り汁をたらし、寒い時期はお湯割りに入れてカボスの香りを楽しんでいる人もいる。

 少し角度を変えてカボスを撮ってみた味噌汁に入れてもいい。「『えーっ』と思われるかもしれませんが、こちら大分県では定番です」と振興協議会。ほかに刺身にかけると、さわやかな香りが魚独特の臭みを消し、味を引き立てる。天ぷら、鍋物にもいいと振興協議会の説明は続く。

 暑さもピークを越え、食欲が少し戻った頃にカボスが手軽に楽しめるようになるのはありがたい。

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