癒しのつくみイルカ島

他の観客と一緒に南阿蘇村の子どもたちはイルカのショーを楽しんだ 津久見市のつくみイルカ島に初めて行ってきた。同市は第1回「南阿蘇っ子応援プロジェクト」として、熊本県南阿蘇村の小学5、6年生合計39人をイルカ島に招待した。その歓迎式と続くイルカ島見学を取材するためだ。この日は晴天で風もなく絶好の行楽日和だが、容赦ない日差しはおじさん記者にはちと厳しかった。

 熊本地震で被災した南阿蘇村の子どもたちがイルカとふれあい、楽しく過ごすことが心の癒しとなれば、と市が企画した。

 地震発生後、津久見市役所から南阿蘇村に応援の職員を送った。「九州・山口9県災害時応援協定」に基づき、大分県は南阿蘇村の支援を担当することになった。津久見だけでなく県内の各自治体から支援要員が交代で派遣された。

 6班に分かれた南阿蘇村の子どもたちは順番にイルカとふれあった応援企画はその縁で生まれた。イルカのショーを楽しんだ子どもたちは班に別れ、遊覧船「四浦クルーズでるふぃーの」に乗ったり、イルカと記念写真を撮ったり、イルカに実際に触ったりと順番に体験していく。イルカと一緒に泳げるコーナーもあるのだが、この日は時間の関係で割愛されることになった。

 ところで、つくみイルカ島とはどんな施設なのか。6年前に発表されたつくみイルカ島の基本構想の資料6年前に発表された基本構想の資料が支局に残されていた。資料の表紙には津久見市と大分マリーンパレス水族館「うみたまご」の名前があり、「つくみイルカふれあい施設(仮称)」とある。

 展示内容は①海上でのダイナミックなイルカのパフォーマンス②イルカとタッチ・イルカとスイム③餌やり体験(イルカ・アザラシ・魚類)④トレーナー体験、ボートからのイルカウォッチング⑤タッチプール、ペンギン(将来)―とあった。これらは今すべてある。

 基本コンセプトは参加体験型レジャー・複合学習施設で、第一の目的は「水族館では体験できない自然の海を活用したイルカと人間の『ふれあい・癒し』の実現」である。

 「(動物との)ふれあい」と「癒し」はつくみイルカ島のキーワードであり、津久見市観光戦略会議もこの癒しの効果に注目している。(戦略会議については7月14日の佐伯支局長日誌「伸び代ある津久見観光」で紹介した)

 イルカと泳いだり、イルカに触ることができる「つくみイルカ島」の利点をもっと生かせないかというわけだ。

 つくみイルカ島の全景。施設としては大きくないつくみイルカ島に行ってみての第一印象は、イルカ島は大きな施設ではないということ。どんどん新たな施設を造ってリピーターを呼び込むようなことは難しいのではないかと感じた。ならば、戦略会議の資料にあったように、もっと「癒し」を前面に出していく手もあるのではないか。そう思った。

向こう側に小さく見える建物がつくみイルカ島 海と山と緑に囲まれた静かな環境も癒しには似つかわしい。南阿蘇村の子どもたちはちょっと慌ただしかったが、もっとゆっくり遊べたら、心身ともにさらにリラックスできたかもしれない。

 

 

 

 

 

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