英語de臼杵っこガイド

 国宝臼杵石仏に行ってみると、「英語de臼杵っこガイド」が始まっていた。臼杵石仏に行くと英語ガイドが始まっていた 7月28日の佐伯支局長日誌「重なった『APU』の文字」で紹介した。あのときは「立命館アジア太平洋大学(APU)の学生(40人くらいだそうだ)に観光客になってもらって」と書いたが、それは正確ではなかった。

 正しくは、夏休みを利用してAPUにやってきた高校生39人。遠くはケニア、英国、イタリア、米国、アジアではスリランカ、インドネシア、ベトナム、台湾、韓国など14カ国から参加している―。

 こう説明をしてくれたのはAPUのアドミッションズ・オフィス(国際)課長補佐の末永拓海さん。一行は7月31日に来日して約1週間滞在する。今回は臼杵市で農家民泊を経験する。臼杵で民泊するのなら、その前に臼杵石仏で英語ガイドを受けてもらおう、となったようだ。

 APUに興味を持つ高校生に大学や大学が立地する地域を見てもらう。日本でいう「オープンキャンパス」のようなものか。

 臼杵石仏の英語ガイドになったのは地元の高校生1人と中学生5人。7月28日の日誌で「(英語ガイドの)企画を立てて実現に動いたのは市や市教委ではなく、ガイドを務める高校生の1人だそうだ」と書いた。それがこの日ガイドをした高校3年生の宇佐美多紀さんである。

 冒頭の写真に後ろ姿が写っている。ガイドの予定時間は午後2時から1時間。その様子を少し遠目から見守ることにした。ハンドマイクを片手に熱心な説明が続いた ガイドでは飽きさせないように説明の間にクイズを交えるなどの工夫もしている。ただ、大勢を前に緊張もあるのか、少し言葉に詰まる場面も。すると、高校生を引率してきたAPUの学生が助け船を出す。終始和やかな雰囲気で中高生6人による1時間のガイドは無事終了した。

 さて、宇佐美さんには聞きたいことがあった。まずは、ガイドのための「台本」はどうやって作ったのと尋ねた。

 日本語で説明の文章を書く。それを自分で英訳する。英文を臼杵市教委のALT(外国語指導助手)に見てもらって手直しする。そうやって台本を完成させたそうだ。

 臼杵市教委からもらった資料には、英語de臼杵っこガイドの参加者は高校生3人、中学生5人の計8人とある。ただ、こうしてグループで活動を始めたのは今年6月ごろから、と宇佐美さん。

 その前に高校1年から一人で英語ガイドをやっていましたと宇佐美さんは言う。

 実は7月1日の佐伯支局長日誌「臼杵蓮まつりと蓮料理」で紹介した石仏観光センター代表の宇佐美裕之さんの娘さんだった。臼杵石仏はまさに目と鼻の先で、石仏を訪れる外国人観光客のガイドを引き受けてきたのだそうだ。そうした積極性や行動力が今回の企画に結びついたのだろう。

 英語de臼杵っこガイドの本番は8月27日の臼杵石仏火まつり。それまでにこの日誌だけでなく、本業の新聞でも記事にして紹介しようと思っている。

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