合言葉は4年後の東京

6位になった渡辺一平選手の健闘をたたえて紙吹雪がまった 上の写真は4年後の東京オリンピックの時にタイムスリップして撮影したものではない。11日の写真である。リオデジャネイロ五輪の男子200m平泳ぎの決勝で津久見市出身の渡辺一平選手が6位になった。その健闘をたたえて津久見市民会館会議室の大型テレビの前で応援観戦していた人々が、用意していた紙吹雪をまいたのだ。

 折角だからと一緒にくす玉も割った。中に見える「メダル獲得おめでとう」の垂れ幕は余計だが、地元の願い、本音でもある。だから、合言葉は「4年後の東京」。渡辺選手のリオでの活躍で地元は夢をつないだ。

 さすがに決勝の応援団は多かった。市の発表で10日未明の予選では応援観戦者は約150人、もう少し増えるかなと思った午前中の準決勝は約100人だった。

決勝になってパブリックビューイングの会場も押すな押すなの盛況に 渡辺選手の泳ぎに津久見市民は関心がないとは考えにくいから、みんなで集まって応援するパブリックビューイングに慣れていないのか、好きではないのか。とはいえ、準決勝で好タイムを記録し、メダルの期待が高まったこともあり、決勝には約400人が集まった。

 上の写真を見てもらうと分かるが、テレビや新聞の取材記者は観戦者の方を見ているので、会場にある大型テレビの画面は見えない。ただ、レースの結果はレンズを通してみる観戦者の表情の変化でだいたいつかめる。

 準決勝では見ている人の笑顔がはじけていった。決勝はどうか。撮影した写真をあらためて見てみた。最初は期待でみんな体を乗り出している。目を輝かせて見入っている人もいる。次は笑顔の人が目立つ。さらに写真を見ていくと、笑顔の中に不安げな表情の人がいた。全体に表情が硬くなっていくのは良くない展開か。

 大きく口を開けて応援している人がいる。再び笑顔が増えた。ただ、最前列にいる子どもたちの反応はいまひとつだ。観戦中の人たちを撮った最後の写真は全体に表情に乏しい。期待に沿う結果でなかったことが分かる。

 地元が期待したメダル獲得とはならなかったがまさに一喜一憂。手に汗握る興奮の結果は6位。期待したメダルには手が届かなかった。ただ、準決勝の記録には及ばなかったが、決勝でもそれまでの自己ベストを更新している。まだ伸びしろがあるというわけで、会場では早速「4年後」という話が出てきた。

 渡辺選手の後援会の会長を務める津久見市の川野幸男市長も「しっかり支援をしていく」と話していた。

 考えてみれば、後援会も渡辺選手のリオ五輪出場が決まってから慌ただしく作られた。渡辺選手の五輪選出は地元では降って湧いたような出来事だった。

 これから4年間じっくりと応援できると思えば楽しみともいえる。もっと親近感を持て「おらが選手」といった地元の思いも強まるかもしれない。

 ところで今回のくす玉もにわか作りの感じがなくもない。4年後の東京五輪の際はもう少し立派なものを用意しなければいけないのでは。

 

 

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