ゴルフ場にも恵みの雨

 佐伯市では5日未明、台風12号に伴う大雨のために鶴見、米水津、蒲江地区の5708世帯1万2265人に避難勧告が出された。約3時間で勧告は解除され、幸い台風による大きな被害の報告もなかった。

 「局地的に激しい雨」。5日午後5時現在の県内各地の72時間降水量をみると、まさにその言葉通りである。

 最少は豊後高田、耶馬渓、杵築の6.0ミリ。次いで国見7.0ミリ、中津8.5ミリ、院内9.0ミリと県北の観測地点が並ぶ。

 一方、最多は宇目の106.0ミリ。次いで蒲江96.5ミリ、佐伯91.5ミリと多いのはいずれも佐伯市内の観測点だった。

 その中で臼杵は49.5ミリを記録。まとまった雨で人心地がついた。市内のゴルフ場にも恵みの雨だった。

  なぜ、ゴルフ場の話になるのか。「『フンドーキンレディスLPGAステップ・アップ・ツアー』開催にあたり市長表敬訪問」。こんな案内が先週FAXで送られてきた。

 日時は9月5日午前10時。場所は臼杵市役所市長室。フンドーキン醤油の小手川励人副社長が市長を表敬訪問する。

 台風12号も峠を越えたようだし、行ってみるかとクルマを臼杵市に向けた。大会のポスターを持って写真に納まる田村副市長(左)と小手川副社長表敬訪問では市長の代理の田村和弘副市長と小手川副社長が大会のポスターを持って写真に納まった。そこで雨とゴルフ場のことが話題になった。気象庁のデータを見ると、臼杵市も8月は16日に2.0ミリ、25日に6.5ミリ、28日に3.5ミリと計12.0ミリしか雨がない。平年(211.0ミリ)の6%足らずだ。

 しかも、7月13日の25.5ミリを記録して以来、本格的な雨がない。大分市同様、雨不足による農作物への影響などが懸念されていた。(※ちなみに大分市の72時間雨量は15.0ミリで農家などは「もう少し」と思ったかもしれない)

 ゴルフ場の芝も影響を受ける。5日までの雨で大会が開かれる9月27~29日は「一番良い芝の状態で迎えられるのではないか」。そんな話も出ていた。ただ、大会当日まで関係者は天候に一喜一憂することになるのだろう。物事の成否が自分ではままならぬ天気にかかっているというのもしんどいことである。

 さて、フンドーキンレディスとは、ステップ・アップ・ツアーとはどんなものか。臼杵カントリークラブを舞台にして今年4回目の開催となる。日本女子プロゴルフ協会(LPGA)のホームページを見ると、LPGAツアーがあって、その下にステップ・アップ・ツアーが位置づけられている。

 フンドーキンレディスは昨年までは2日間の大会だったが、今年から3日間になるのだそうだ。大会期間中は4千~5千人の観客がゴルフ場を訪れる。臼杵市にとっては大きなイベントである。郊外のゴルフ場に来た人たちが市内中心部に足を伸ばすようにするにはどうしたらいいか。市では今回の大会期間中にアンケートなどを検討しているようだ。

 臼杵観光ではなく、ゴルフが好きだからと臼杵を訪れた人は率直に臼杵の印象を語るかもしれない。それで良いところ悪いところ、観光地としての強み弱みがもっとはっきりと分かるかもしれない。そうなれば臼杵市の観光振興を考える上で貴重な資料にもなる。

 

 

 

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