台風が過ぎ去った後②

水が勢いよく流れ落ちている場所があちこちにあった。「9月としては観測史上最大」との形容詞が幾つもついた佐伯市蒲江の雨量。どういう状況なのか見るために、20日午後に現地に行くことにした。市中心部から蒲江地区に行くルートは何本かある。今回選択したのは国道388号だった。

 中心部と蒲江地区を結ぶのは主に国道388号と県道37号、それに東九州自動車道の3本。通行止めだった東九州道は20日正午前には開通した。

 どの道も使える中で国道388号を選んだのは沿線の蒲江畑野浦、楠本浦、竹野浦河内付近の雨量が多かったようだと聞いたからである。

 住宅地の中に水が溜まっている場所があったクルマで行ってみると、確かに水が滴り落ちたり、溜まった状態だったりする場所が目につく。しかし、一見すると、住宅などの被害はなさそうだ。一時的に浸水した家屋もあるかもしれないが、現地を訪れたのが午後3時頃。痕跡があっても見つけにくい。

 穏やかな海の向こうに青空ものぞく。むしろ、台風一過の青空がのぞき、穏やかな海を見ていると、台風が来たことすら忘れそうだ。畑野浦から途中、楠本浦の楠本小学校横を過ぎて、クルマは順調に竹野浦河内地区までやったきた。

 この先少し行くと、分かれ道になる。左折すると元猿海岸や大分県マリンカルチャーセンターへ。右折すると蒲江浦に向かい、そこで県道37号に乗り換えて市中心部に戻ることができる。

 木材などで海面が茶色になった船だまりその前に竹野浦河内で茶色になった海を見た。一面に木材などが漂っているのだ。そばに小さな川があるから、大雨とともに山から流れてきたものだろうか。とりあえず写真に収めて、蒲江浦へと向かった。

 大半のクルマが引き返す中で一台だけ水たまりを渡っていった誤算はこの後だ。道路が大きな水たまりになっている場所に行き当たった。見ていると、多くのクルマが少し停車した後でUターンしていく。途中まで進んだクルマも、どこまで深くなるのか分からず、途中で諦めてバックしてくる。写真の1台だけが「向こう岸」まで渡りきった。

 冠水した道路近くにある蒲江翔南中学校ここは高山海水浴場の前。横を見ると、学校がある。佐伯市立蒲江翔南中学校と書いてある。校門に近づいてみた。中をのぞいてちょっと驚いた。校庭が水浸しになっていた。学校が風水害の際の避難場所になるとすれば、これで大丈夫かと思う。

 校庭に水がたまったままの蒲江翔南中学校校舎を建設中のようだから、今後、整地をするなどして水はけを良くするのかもしれない。それにしても、こんなところに台風16号の爪痕が残っているとは想像もしていなかった。

 さて、この後どうするか。ちょっと考えたが、右へ倣い。ここまで来た道を引き返して帰ることにした。

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