久しぶりに聞くバスク

佐伯市役所で開かれた東九州バスク化構想佐伯推進協議会 東九州バスク化構想佐伯推進協議会の初会合が23日、佐伯市役所で開かれた。佐伯市とお隣の宮崎県延岡市の両市長がそろって「東九州バスク化宣言」を発表したのは5月19日にさかのぼる。佐伯支局長日誌で取り上げたのは4月1日(日本の「バスク」になる日)。半年ほど経過したが、バスクはどこまで市民に浸透したのだろうか。

 佐伯推進協議会は市長を会長に商工会議所会頭、商工会会長、観光協会会長、飲食業連合組合組合長などが顔をそろえた。農協(JA)や漁協(JF)の代表もいる。

 パートナーである延岡市は一足先に推進協議会を発足させており、26日に両市合同の推進協議会の初会合が開かれる。この合同協議会が今後5年間かけて東九州バスク化構想を具体化していく司令塔の役目を果たすという。

 23日の佐伯推進会議では、最初に東九州バスク化構想についてあらためて説明があった。

 東九州バスク化構想は要約すれば「県境を越えた三つ星美食エリアへの挑戦」となる。

 具体的には「世界一の美食の街と言われるサン・セバスチャンを擁し、フランス・スペインにまたがるバスク地方をモチーフに、九州で1位、2位の面積を誇り、海・山・川の豊かな恵みを享受する延岡市と佐伯市が『食』と『連携』をキーワードとして新たな経済・文化圏を目指す」と説明される。

 佐伯、延岡両市は新たな経済・文化圏の形成を目指している。そのイメージが「東九州のバスク」であり、具体的にはサン・セバスチャンに代表される世界の美食都市を目標に「食」で人々を引き付ける地域になることだという。

 では、実際に何をするのか。どうすれば九州の、日本のサン・セバスチャンになれるのか。「料理人の聖地へ」などと説明資料の言葉はどれも躍っているが、「どうやって」などの具体性に乏しい。

 そもそも、なぜバスクなのか。連携を深めようとしている延岡市がバスク化構想のアイデアを出し、一緒に構想を推進しようと打診されたのがきっかけである。

 延岡市ではバスクに視察に行く計画が進んでいるそうだ。バスク、サン・セバスチャンを目指すというなら、より多くの人が実際に見て、経験して、自分たちの目標がどんなレベルにあるのか体感する必要がある。

 延岡市の動きを聞くと、申し訳ないが、延岡市と佐伯市との温度差を感じざるを得ない。「バスク」を佐伯市民の合言葉にしようと思うなら中途半端はいけない。誰にでも分かりやすい言葉と数字で将来像、全体像を示す必要がある。

 つるみ豊魚祭のポスター話は変わるが、25日に旧鶴見町(現佐伯市鶴見)でつるみ豊魚祭が行われる。翌10月2日には旧上浦町(現佐伯市上浦)で「かみうら食まつり」が開かれる。そして翌週の9日には旧蒲江町(現佐伯市蒲江)で「第22回浦の市 蒲江まるかじりフェア」がある。その後、10月下旬には旧米水津村(現佐伯市米水津)の「おさかなまつり」も予定されている。

 また、旧本匠村(現佐伯市本匠)では10月8、9の両日、宮ノ越遊水公園駐車場で「番匠アユやな観光まつり」がある。

 11月の西日本B-1グランプリ開催に合わせて葛港で大漁祭も計画されている。こうした各地域の催しを「さいき秋の豊漁まつり」などの共通の「冠」をつけてPRしてはどうか。

 例えば「つるみ豊魚祭を皮切りに『さいき秋の豊漁まつり』が始まります」と書いて、各地の催しを1枚のリーフレットにまとめてPRしてもいいのではないか。

  勝手なイメージで申し訳ないが、佐伯は「豊漁」「大漁」といった威勢のよい言葉の方が似合っていると思う。美食家でもない人間としては佐伯が「バスク」といわれてもピンと来ない。

 

 

 

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