津久見市観光戦略会議

第2回の観光戦略会議が開かれた 第2回津久見市観光戦略会議が4日開かれた。午前10時に始まったが、11時には佐伯市長定例会見が予定されている。資料をいただき、20分ほどいて会場を後にした。資料の中には「中心商店街の現状と課題」についての分析があった。中心市街地の空洞化は津久見市だけの問題ではない。全国共通の悩みといえるが、特に津久見市では中心市街地再生が観光振興の大きな鍵となる。

合併しなかった津久見市の市域は佐伯市に比べ格段に小さい 平成の大合併によって九州一の面積となった佐伯市と比べ、合併しなかった津久見市の市域は格段に小さい。右の図は第5次津久見市総合計画の中にある「エリア別の土地利用方針」である。地図の中央の赤みがかった区域が見えるだろうか。「にぎわい・活力エリア」とある。JR津久見駅周辺の中心市街地である。

 津久見駅前の商店街はかつては賑わいの中心だったのだろう。ただ、今しか見たことがない人間にはかつての繁栄を想像するのは難しい。通りのあちこちにシャッターが下ろされた店舗が見られる。

 今年8月に行った中心商店街の店主意識調査も厳しい現実を反映していた。327事業者へ調査票を郵送し、145票の回答を得たという。資料には、多くの事業者が売り上げや来客数の減少を実感し、店主の高齢化(代表者の平均年齢は62歳)や後継者不足(半数が未定)、1割強が5年以内の廃業も視野に入れていると答えたとある。

 津久見だけが特別厳しいとは思えない。おそらくこれが多くの地方自治体の中心商店街の実情ではないか。

 ただ、狭い市域の津久見市にとって中心部の再生は他の都市以上に重要になる。戦略会議でもそう考え、重点戦略の一つに「市民と観光客が〝ともに賑わう〟中心市街地の活性化」を掲げた。

 中心市街地には空き店舗だけでなく、消防署の旧施設など遊休地もある。戦略会議の資料には、防災対策などの困難な問題もあるが、周辺には駅やうみえーる(マグロなど津久見の特産品を販売)、つくみん公園などがあり、有効活用が望まれるとあった。

 では、具体的にどんな活用策があるのか。空き店舗や遊休地の利用策として、例えば中心市街地での若者の起業・創業支援がある。子育て支援関連施設の拡充による若者の中心市街地での居住促進も考えられる。何とか既存商店街をパワーアップする方法はないか。そんなことも資料では検討されていた。

 若者の居住が進む。子育て世代が中心市街地に集まってくる。そんなことが起きれば面白そうだ。津久見駅周辺に住み、JRを使って県都大分市に通勤する若者が増えれば新たな変化が起きるかもしれない。

 観光戦略会議の資料には、中心市街地の課題の解決策以外にもいろんなアイデアが詰まっていた。それぞれ重要なことだが、個人的には中心市街地の再生に一番の関心がある。難しい課題だが、津久見市が全国のモデルになるようなことになれば、こちらの仕事も自然と生まれる。是非頑張ってほしい。

 

 

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