大入島小でB-1応援旗

大入島から佐伯市街地を望む。造船所の進水式も大入島から見ると迫力がありそうだ。 佐伯港の真ん前にある大入島に渡ったのはほぼ半年ぶりになる。4月29日に開かれた「おおにゅうじま島まつり」以来だ。今回の目的地は大入島小学校。佐伯市で11月19、20日に開かれる「『西日本B-1グランプリin佐伯』出展団体PR応援旗作製に伴う取材」の案内があった。それが大入島小である。学校に行って話を聞いてB-1どころではない、驚きの事実が分かった。

 12日は3、4年生が応援旗の色づけをした大入島小で制作するのは「小浜ちゃんぽん愛好会」(長崎県雲仙市)の応援旗。B級グルメでまちおこしを進めるB-1グランプリについては、この日誌でも何回か書いた。関西以西の19団体と十和田バラ焼きゼミナールなど特別参加の4団体の計23団体が来月19、20日に佐伯市に集結する。

 佐伯市のB-1グランプリ実行委員会事務局では大会までにムードを盛り上げていこうと、さまざまな取り組みをしている。地元の出展団体「佐伯ごまだしうどん大作戦」以外の22団体について、市内の各小学校で応援旗を作ってもらうのも、その一つである。

 小浜とちゃんぽんについて説明した紙があった大入島小は小浜ちゃんぽんの担当となった。子どもたちは小浜とチャンポンのことを学び、応援旗にはチャンポンと小浜温泉のイメージキャラクター「おゆっぴー」を使うことにした。実行委事務局から送られてきた縦1m横1.5mの布に下絵を描いて、12日は3、4年生の6人、13日は6年生の6人が色を塗って完成となる。では、1、2年と5年生は何もしないのか。

 いやいや、しないのではなく、いないのである。大入島小の秋元昭一校長は就任3年目だそうだ。最初は24人いた児童は、2年目に17人、そして今年12人になった。来春には6年生6人が卒業する。

 このままでは来年4月からは4年生2人、5年生4人の6人になる。新入生が入ってこない以上児童ゼロとなるのも時間の問題だ。

 大入島では一足早く大入島中学校が休校になっている。小学校を卒業するとフェリーを使って佐伯の市街地の中学に通うことになる。大入島と市街地の葛港を結ぶフェリーは1時間に1往復。正味10分も乗っているだろうか。離島といっても市中心部に近い。小学生でも市街地の学校に通おうと思えば通える距離にある。

 6年生が来春卒業するのを契機に4、5年生になる6人も市街地の学校に行かせようか。そんなことを考えるのも不思議ではない。

 緑豊かな大入島小学校残った6人がフェリー通学をするようになると、来年3月で大入島小は事実上、その歴史に幕を下ろすことになる。秋元校長の思いは複雑である。それは通っている児童の保護者も地域住民もそうだろう。「できれば残したいが」。そんな思いは共通のはずだ。

 「大入島は高齢者ばかり」。そんな声を「おおにゅうじま島まつり」の時に聞いたが、こんなに急速に少子化が進んでいるとは思いもしなかった。個人的には衝撃の事実だった。

 では、高齢者ばかりで地域は維持していけるのだろうか。台風や地震などの災害時に円滑に避難などの対策が講じられるか。今はまだいいとしても5年後、10年後はどうか。いろいろと考えさせられる。

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