賑わいが賑わいを呼ぶ

 大分駅前広場に見覚えのある衣装が JR大分駅前広場で見覚えのある衣装が目に入った。そうそう3日は大分市で「第8回豊の国YOSAKOIまつり」が行われるのだった。目の前で踊っているのは「ASO☆KOI 華流伝羅(かるでら)」のみなさんである。5月に佐伯市で開かれた佐伯・番匠YOSAKOIまつりに参加した時に話を聞いた(5月22日付佐伯支局長日誌「いろいろ撮りましたが」)。

  JR大分駅の建て替えに先行して大分駅南側で大規模な区画整理が行われた。駅ビル建設とともに駅北側の再整備が行われ、駅一帯は大きく変わった。週末に大分駅周辺に行くと、いつも何か催しが開かれている。そんな感じだ。

 駅前でいつも催しがある印象がYOSAKOIまつりの主会場は駅の北側の商店街横にある若草公園。中心市街地にある公園だから、そう広くない。ここだけでは大規模な催しなど難しい。それが、大分駅周辺が一体的に整備されて、さまざまな催しを行う会場の選択史が増えた。しかも、先月16日には大分駅北側のメインストリート(中央通り)6車線でクルマの通行を規制して、9年ぶりの「歩行者天国」が実施された。

 大分市中心部で賑わいが賑わいを呼ぶ好循環が働き始めたのではないか。そう思わせる記事を少し前に見た。10月27日付西日本新聞朝刊に短い記事が掲載された。

 建て替えが発表された大分フォーラス見出しは「大分フォーラス 閉店し建て替え 19年春オープン」。記事には、イオンモールの子会社「OPA」(千葉市、オーパ)は26日、大分市中央町の商業施設「大分フォーラス」を2017(平成29)年2月に閉店し、ビルを建て替えた上で、19(同31)年春にOPAとして開業すると発表した-とあった。現在のビルは築40年以上経過しているのだそうだ。

 記事の最後にOPAの担当者の話として「JR大分駅ビルの開業で中心市街地の集客力は高まっている。建て替えで地域活性化につなげたい」との言葉を付け加えている。

 一つの動きがきっかけとなって新たな動きが起きる。中心市街地が元気になってお客を集め始めると、郊外にある大規模ショッピングセンターが苦しくなってくる可能性がある。

 国立社会保障・人口問題研究所(社人研)の推計では大分市でも2025年までには人口減に転じる。人口も増えず、経済成長も限りなくゼロに近い。パイが大きくならない中で、誰かが得すれば誰かがその分損をする「ゼロサムゲーム」が展開されることになりそうだ。

 個人的には中心市街地の商店街が廃れ、シャッター通りとなっているのを見ると情けない気分になってくる。その意味では中心部に活気が戻ることは悪くないと思っている。

 見慣れたTシャツは「Bー1」であるYOSAKOIまつりのメイン会場である若草公園にも行ってみた。すると見慣れた赤いTシャツが見えた。会場をぐるりと見渡すと、佐伯市観光協会のブースがあった。佐伯でYOSAKOIまつりが行われている関係もある。同市で開かれる西日本B-1グランプリのPRに来ているようだ。この日、大分市でどれくらいアピールできただろうか。

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