保戸島で市長と懇談会

保戸島漁港にいた猫を撮ってみた 漁港にいた人に「猫が多いですね」と言うと「年寄りと猫ばかりじゃ」と返ってきた。ここは津久見市の保戸島。12日に市長と住民の懇談会が開かれた。しばらく行ってないし、島の現状が聞ければと思って市長に同行させてもらうことにした。

 風はなく、海も穏やかだった。午前9時20分に津久見港を出た船は25分で保戸島に着いた。

 船着き場のそばにある津久見市役所保戸島出張所船着き場のすぐそばに津久見市役所保戸島出張所がある。2階建ての建物の2階に畳敷きの大広間がある。ここが懇談会の会場である。

 3月に保戸島を訪れた際に聞いた島の人口(2月現在)は833人で65歳以上の高齢者は514人。高齢化率は61.7%だった。

 四浦半島の間元は目と鼻の先だ会場には70~80人ぐらい集まっただろうか、年配者が多い。懇談会で一番の話題となったのは橋だった。津久見港から船で25分と言うと、何だか沖合の離れ島のように思うが、そうではない。市中心部から東に延びる四浦半島の突端は島の目と鼻の先にある。

 島の南端と四浦半島の間元を隔てる間元海峡に橋を架ければ救急車が島内まで来る。高齢者ばかりとなった今こそ橋が必要。そんな話だった。

 架橋の話は以前からあるそうだ。ただ、住民の中に異論もあって地元として建設賛成で合意ができているとは言い難い。そのため、話のままとどまり、実現が見通せない状態だという。

 市長がもっと議論したかったのは島の活性化策だったようだ。かつてはマグロ漁で羽振りが良かった時期があった。一時は漁船167隻でマグロ漁従事者が1000人という時代があったが、今は21隻、従事者210人で半数以上は外国人-。市が作った保戸島ウオーキングマップ「保戸島歩記(あるき)」にあった。

 漁船の数も随分と減っているようだマグロ船だけでない。保戸島漁港に係留された中小漁船も随分と少なくなったようだ。かつては港いっぱいに漁船がひしめていたとの話も聞いた。島の主力産業である漁業は衰退を続けてきた。これを補うものがないか。誰でも浮かぶものといえば観光だろう。

 この日も保戸島漁港に午前11時35分に着いた船には団体観光客の姿があった。保戸島にマグロ料理を食べに来たのだろう。団体客は午後1時20分保戸島発の船で津久見港に戻っていった。

保戸島の猫も観光資源になるかもしれない 保戸島は「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」に選ばれた。隙間なく上から下まで並んだ住宅群を縫うように延びる島の生活道。そこを歩くと巨大迷路に入り込んだようだと保戸島歩記にある。

 猫も観光資源になりそうだ。保戸島歩記には「猫が多く、猫好きにはたまらない楽しい島です」とあった。面白い素材はいろいろありそうだが、新しいものに挑戦してほしいと高齢者に言っても難しかろう。保戸島が元気を取り戻すには若い人の力が欠かせない。若い人の目をひくように情報発信をしていく必要がある。この日誌も何かの足しになればと思う。

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