学校給食は地産地消で

市長と一緒に給食を食べる佐伯小の児童 1枚の報道発表資料がFAXされてきた。冒頭に「佐伯小学校が、農林水産省が主催する学校給食の全国コンテストで、農水省食料産業局長賞を受賞しました」とある。カッコ書きで全国第3位相当 九州管内で唯一の受賞と添えられている。さらに佐伯市長を招いて報告会と給食懇談会を行うとあった。それが18日のお昼だった。

 佐伯小は城山(佐伯城址)の麓にある。道を挟んで反対側、普段は駐車場に使われている広場が西日本B-1グランプリの会場となる。

 昼過ぎに学校に着くと、児童と市長との記念撮影が始まろうとしていた。給食懇談会は4年2組(児童数20人)で行われる。

受賞した給食のメニューを説明するボード この日のメニューは「玄米発芽ご飯」「ブリかまの塩焼き」「カボスと白菜のごまだし和え」「米粉だんご汁」「牛乳」。献立名は「佐伯を知って、佐伯を受け継いでいってなぁ」給食と書いてある。

 そして、その上に小さく「地産地消から知産地承へ」と書いてあった。地域の生産者や生産物を知り、ごまだしなど昔ながらのものを子どもたちが受け継いでいくという意味のようだ。

 この日の献立ではご飯、ブリかま、カボス、ごまだしなど牛乳以外は「地産」のようだ。ごまだしを納める会社の社長と、ブリかまを供給する大分県漁協の水産物加工工場長が市長とともに給食懇談会に招待されていた。

 今回の給食のポイントの一つがブリかまである。メニュー名を書いたボードに説明がある。佐伯市は養殖ブリの一大産地である。県漁協の工場でブリが加工処理され、大手飲食店や大型スーパーなどに大量に出荷される。そして、残るのが大量のかまの部分だった。

 これを学校給食に使ってほしいと相談されたことをきっかけに始まったのがブリかまの料理だという。

 だが、給食に使うといっても簡単ではない。学校給食の特徴として短時間で大量に料理を作ることがある。ブリかまを短い時間で効率良く焼き上げるにはどうするか。かまのカット方法などを工夫して1度に10枚しか焼けなかったのを20枚焼けるようにした。メニューにはおいしく食べさせるための努力が隠されているのだ。

 ブリかまの利用は魚食普及の一環でもあるそうだ。6年前から毎月1回「尾頭付きの魚を食べる日」を設けて、佐伯市を代表する魚といえるアジの開きを給食に出しているという。

今日は珍しい魚を買った。イトヒキアジの幼魚のようだ。 これだけ魚が豊富で新鮮な佐伯でも魚離れが進んでいるのか。聞いてみると「そうだ」との答え。幸い安く開きを提供してもらえる地元水産加工会社があり、子どもたちにきちんと魚を食べる習慣を身につけさせようと取り組んできた。そんな説明を受けた。

 だから、ブリかまもすんなりと児童に受け入れられ、楽しみにしている子も多いという。食べているのを見るとそうだと思える。

 ほかにも、児童が段ボールコンポストで給食の生ゴミを肥料に変えてベランダで野菜を栽培するなど、さまざまな取り組みが行われている。それが今回の受賞に結びついた。そんなことが書かれた資料をいただいた。

 ちなみに佐伯市管内(全12調理場)の佐伯市産の農林水産物利用率は2015(平成27)年度が43.0%と5年前の17.3%の約2.5倍になった。

 その中で佐伯小は佐伯産の利用率が61.7%と極めて高く、「大分県の学校給食界においてトップランナーとなっている調理場」と報道発表資料には紹介されていた。

 カガミダイならば美味とインターネットで見たがさて、こちらも今夜は地産地消の魚食である。佐伯市蒲江であまり見たことがない魚を買った。名前を聞くと店の人の1人が「カガミダイ」と言い、もう1人はイトヒキダイ(?)と答えた。2人とも煮物が良いという。2匹しかないから値段表もない。いくらかと聞くとトビウオと同じ100円だとの返事。珍しいから1匹買ってみることにした。

 帰ってインターネットで調べると、イトヒキアジの幼魚のようだ。ちなみにカガミダイならば美味ともあった。ちょっと残念だった。

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