パソコン持って大入島へ

葛港から大入島を見た 佐伯港の目と鼻の先にある大入島(おおにゅうじま)の森も色づいてきているようだ。24日午後7時から、大入島地区公民館で市長とのふれあいトークが開かれる。島に渡る便を見ると、午後6時15分のフェリーがある。これで行ってもいいが、帰りの便がない。困ったなと思って市役所に聞くと、臨時便を頼んで市長らは帰る予定だという。同乗できますかと尋ねると構わないとのこと。ならばとパソコンを持って島に渡ることにした。

 フェリーとは別に佐伯港と大入島を結ぶ船がある。帰りの臨時便を頼むのはこちらの海運会社。フェリーではないので、クルマでは行けない。

 公民館がある堀切地区に行くには午後5時半の船便が最終便となる。佐伯港から守後、久保浦と来て堀切までは10分余り。ふれあいトーク開始まで1時間以上待つことになるが仕方ない。

 堀切に着いた時はすっかり暗くなっていた堀切に着くと、すっかり暗くなっていた。桟橋からまっすぐの道があり、左側は海女夏館(あまなつかん)、ここに公民館がある。右側は海の駅の食彩館と芝生のカンガルー広場がある。そのまま行けば休校となった大入島中学校に突き当たる。海女夏館はバンガロー3棟を含む宿泊施設があり、1泊2食で大人4500円。夏場の利用が多いという。海女夏館の説明は市長とのふれあいトークの後に聞いた。

 市長との意見交換はなかなか活発だった。区長会、島づくりの会、山桃やカボスを使って島の特産品を作ろうとしているグループなど20人以上が集まった。かつては3500人規模だった島の人口は現在は700人ぐらいだという。子どもが減り、高齢化が進んでいる。

 大入島小学校もこのままでは来春、通う子どもがいなくなる。「来春で閉校に」という声も地元にはある。今児童は12人。そのうち6人が6年生で来年は佐伯市中心部の中学校に進む。同時に残る児童6人も中心部の小学校に移る。保護者が話し合った末に決めたのだという。

 これに対し、市長は「閉校、廃校となれば再開は困難」とし、当面は休校として様子を見たいなどと述べた(大入島小学校の休校問題については10月12日付佐伯支局長日誌「大入島小でB-1応援旗」で紹介)。子どもがいないなら閉校という考え方もある。ただ、今後家族で島に移住しようと考える人たちが出てくれば、学校がないことは大きなマイナスになる。再開できるように休校にしてはどうかと市長は提案した。

 休校、閉校となることに地元がみんな納得しているわけではない。何とか残したいとの気持ちは当然ある。若い人にもっと来てほしいとの思いもある。そこで市長は地域おこし協力隊(10月20日付佐伯支局長日誌を参照)を提案した。大入島に来て地域活性化に一肌脱ぎたい、そんな人を公募しようかと思っている。そんな説明をした。

 地域おこし協力隊についてまだ知らない人が多いようだ。市の嘱託職員となって地域に入り、その地域が元気になるように活動する。もちろん、いつもうまくいくわけではないが、新しいものを生む可能性がある。地域の人々に良い刺激を与えてくれる可能性がある。そんなことで「ぜひ大入島にも協力隊員を」という話になった。

 半年前のカンガルー広場大入島は離島というイメージからは遠い。この日誌でも何回も書いてきたが、最短距離のフェリーを使えば10分くらいで佐伯港に着く。この近さとカンガルー広場の芝生を活用して、今グラウンドゴルフ会場として売り出せないかと市は考えている。芝生のグラウンドで、しかも広い。そんなところは少ないのだそうだ。

 グラウンドゴルフをよくは知らないが、佐伯市でも1万人が楽しんでいるという。冬でも温暖な気候を考えればグランドゴルフの〝メッカ〟として売り込むのもありだと思える。

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