議会が注目されるのは

 佐伯市議会12月定例会の一般質問が6日から始まった。9日まで4日間行われる。一般質問の模様はケーブルテレビ佐伯で生中継される。7日は6人が質問に立った。質疑応答も大事だが、注目点がもう一つある。市長の去就である。来年4月の市長選に出るのか、出ないのか。ここに関心が集まっている。この議会で表明することになっているからだ。

 一般質問の一覧表を見ると、最も多いのが防災・災害対策である。今年9月の台風16号による豪雨被害もあり、地震・津波だけでなく、台風、水害対策も複数の議員が取り上げる。

 それ以外で目につくのは「定住促進」「大手前開発(中心市街地活性化事業)「林業」「子ども・子育て支援」などだろうか。

 この日も2人の議員が台風16号での市の対応と今後の水害対策について質した。「大手前開発」でも質問があった。大手前開発については9月2日付佐伯支局長日誌で書いた。

 辞書で「大手」と引くと、城の正面、表口とある。大手前とはかつての豊後佐伯城の正面前ということになるのか。長く佐伯の歴史や文化の中心だった。

 大手前事業の各施設配置図そこにふさわしい新たな交流拠点を設けて賑わいを取り戻そうというのが大手前開発事業である。左の写真は8月31日に開かれた市民向け説明会での配布資料である。

 大きく分けて「(仮称)大手前まちづくり交流館」「商業施設」「(仮称)大手前広場」がある。基本的な構成は変わらないが、12月1日の説明会で大きく変わったものがある。

 事業費である。今日の質問者は前回約63億円だったのが、なぜ約75億円になったのか。今後も増えるのではないか-と聞いた。

 執行部は「概算事業費は全体像を把握するのに重要な要素だから、報告できる時は数字を報告するように心掛けている」などと答えた。

 要するに途中段階でも具体的な数字が出せる場合は迅速に伝える。ただし、それは最終的に確定した数字ではない。よって金額は増減することもあり得るというわけだ。

 今月中に基本設計を終え、実施設計に移るという。具体的な作業が進むに連れて事業費も変動する。事業をする側から言えば当然のことともいえる。ただ、「箱もの」事業とも言われる大型公共事業は必ずしも評判が良くはない。

 7日に質問した議員も事業の必要性を疑問視する立場だった。大手前地区の開発事業は過去に幾多の曲折があった。詳しくは調べていないが、いわく付きの「物件」といえる。

 大手前開発がこのまま順調に進むだろうか、もしかしたら来年の市長選に絡んで再び事業そのものの是非が問われることもあるのでは。そんな見方もあるようだ。

 

 

 

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