臼杵の地域おこし協力隊

コミュニティハウス「AKARI」 臼杵市のコミュニティハウス「A・KA・RI」を訪ねた。約10年間空き家になっていた民家を改修したそうだ。地域おこし協力隊の活動拠点として使われている。8日はまちづくりに関わる4人の協力隊員がここに集まった。毎月1回開かれる活動報告会である。メンバーは赴任して1年目が1人、2年目が1人、3年目が2人。話を聞いて記事にならないかと思い、報告会に参加させてもらった。

 4人については臼杵市役所のホームページで紹介されている。吉澤隊員、山岡隊員、石橋隊員、福本隊員。関連リンクにそれぞれのFacebookが入っている。

 石橋さんの紹介石橋さんと吉澤さんが3年目。右の資料は臼杵市の協力隊通信から抜き出した。石橋さんのFacebookの自己紹介を見ると、株式会社まちづくり臼杵常務執行役員、サーラ・デ・うすきのまちづくりマネージャー、未来プロデュース社チーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)などとある。

 石橋さんは家族を伴って臼杵に移住した。当然初めから定住するつもりだったはずだ。年齢も40代半ばで「協力隊の中では頼れるお兄さん的な存在」と協力隊通信に紹介されている。今後はと聞くと「起業します」との答えが。

 協力隊員の最長3年間の任期を使って自ら仕事をつくりだして、その地域に住み続ける。総務省が描く協力隊員のお手本、理想像といっていい。

 石橋さんの企画はNHKなどで紹介されたそうだ。この日の報告書を見ると、関わったイベントや進行中の企画も多い。個別に取材して記事になりそうなものも幾つかある。

 こうした人材を生かし、その能力をフルに活用するためには受け入れる地域の側も意識を変える必要があるだろう。「地域おこし協力隊」「九州サミット」と二つのキーワードを打ち込んでみると、面白いサイトがあった。

 「『地域おこし協力隊 九州サミット』に参加してきました」とのタイトルのコラムがあった。

 サミットの1日目は「協力隊の〝あるある〟を共有しよう」というテーマだったそうだ。協力隊あるあるとは何か。そのコラムから幾つか抜粋してみる。

 「言葉が分からない」「飲み会が多い」「消防団にしつこく勧誘される」などと始まる。「噂はネットより早い、すぐ広まる」ともある。これを見ながら苦笑してしまった。しかし、こんな事は克服可能だと思う。

 問題はこの先だろう。「何かやろうとすれば『前例』を出せと言われる」「決裁に時間がかかる。花の情報をSNSに載せる決裁を待っていたら花が散ってしまった」「『協力隊』という名前のためか、便利屋と間違えられている」。協力隊員は自治体の嘱託職員である。

 へたをすれば正規職員の下働き、地域の便利屋として使われる恐れがある。いろんな企画を出してもなかなか通らない。そんなこともあり得る。もちろん企画自体が未熟で説得力を持たないケースもあろう。

 しかし、せっかく外からやって来た貴重な人材を生かさない手はない。結局はうまく活用した自治体が勝ちなのだ。受け入れた市町村は地域おこし協力隊員をどう生かしているのか。もう少し詳しく調べみたい。

 話が少し横道にそれてしまった。今夜はここらで一段落とし、吉澤隊員、山岡隊員、福本隊員の横顔については次回で紹介したい。

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