源六原しし鍋の試食会

 ちょっと先のことだが、来年1月12日の試食会の案内が届いた。メニューは猪肉を使った「源六原(げんろくばる)しし鍋」。会場は佐伯市直川上直見の直川カントリー倶楽部のレストランコリーヌ。「源六原」とは倶楽部の地名である。

 思い出した。「イノシシによるゴルフ場の被害がひどい」。そんな話を先月聞いた。そして、逆手に取ってジビエ料理として売り出したい、とも。しし鍋はその第1弾かと思った。

 佐伯市直川地域の観光マップ イノシシ被害とジビエ料理の話を聞いたのは先月10日。佐伯市長と市民とのふれあいトークの一環。市直川振興局で開かれ、直川地域の「かぶとむしの村を創る会」と「直川観光施設魅力アップ実行委員会」のメンバーが出席した。

 直川カントリー倶楽部は魅力アップ実行委の一員。ふれあいトークに出席していたのは確か同倶楽部の支配人だったと記憶する。イノシシの話をしたのはこの人だった。

 佐伯の魚や伊勢エビなどは知られているが、山の方はどうか。伊勢エビや岩ガキでお隣の宮崎県延岡市との連携が進んでいるが、山の方は連携が進んでいない。佐伯の山の幸、食の魅力がなかなか見つけられない-。市長にそんな話をした。

 そして、市としてイノシシやシカのジビエ料理をもっと売り出してはどうかと提案した。ゴルフ場もイノシシの被害がひどくなっているという。ただ、猟師がイノシシなどをとっても処理に困る。本格的な食肉の加工処理施設がないためだ。

 そこで市長もうなずいた。市としてはほぼ100%の補助金を付け、行政の用地を使ってもらってもいいといった条件で募集したが、処理施設をやろうといって手を挙げた人はいなかった-。市長はそんな説明した。

 ただ、宮崎県では佐伯よりもっと本格的に鹿肉や猪肉の活用、販売に取り組んでいるそうだ。できないといって簡単に諦めているのはもったいない。

 ふれあいトークでのやりとりを聞いていたので、試食会の案内を見て、自分たちだけでも物事を前に進めようとしていることを知り、嬉しくなった。

 道の駅宇目の鹿肉のカットステーキ猪肉と鹿肉を使った料理はこれが最初ではない。レストランコリーヌでは「猪鹿丼」「猪鹿丼スペシャル」の2品が既にある。猪鹿丼スペシャルは猪肉と鹿肉を卵とじしている。猪鹿丼は肉の量がスペシャルの半分で卵を使っていない。スペシャルは880円、猪鹿丼は500円、猪肉を使ったコロッケ100円もあるという。

 猪肉と鹿肉を使った料理はレストランコリーヌだけでなく、宇目地域の道の駅宇目などでも出されている。同じく宇目の「肉の宮本」も有名である。

 イノシシもシカも佐伯ではたくさん捕れる。処理施設の問題でもそうだが、ジビエ料理の本場佐伯をもっとPRすることでもそうだ。ばらばらでなく関係者が力を合わせる必要がある。そのために誰か音頭をとる人はいないのだろうか。

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