イノシシ出汁の七草粥

直川カントリー倶楽部のクラブハウス イノシシの骨で出汁を取って七草がゆを炊き、お客に振る舞う。佐伯市直川にある直川カントリー倶楽部のレストランコリーヌでは恒例行事になっているのだそうだ。どんな味なのか。昼の混雑時を外して7日午後1時前にレストランを訪ねてみた。

  出汁を取るのに使う骨はメスだけだそうだ。1本でもオスの骨が入っていると、もう使えない。そんな話をレストランの人がする。

 イノシシやシカなど野生動物は、牛や豚など家畜として飼われているものに比べて、肉質にばらつきが大きいのだそうだ。だから、最初にうまくない猪肉や鹿肉を口にすると、それに懲りて2度と食べようとはしない。イノシシと聞いただけで首を横に振る人もいるという。

 だから、信頼できるところから品質が確かなものを安定的に確保するのが猪肉や鹿肉などを使ったジビエ料理を提供する基本だと解説を受けた。

 ちょうどお客さんが途切れたところで、店の人ともゆっくり話せる。七草がゆは食事を注文したお客さんに料理に添えて出すそうだ。

猪鹿コロッケ定食を注文した ならばと、猪鹿コロッケ定食(650円)を頼んだ。七草がゆも付いてきた。ただ、午前中に炊いて七草の色も落ちてきたのでと写真撮影はやんわりと断られた。料理にこだわりがある。

 イノシシ出汁の味は濃厚だった。骨に付いている肉は良く煮込まれていておいしい。

 さて、レストランコリーヌでイノシシ出汁の七草がゆを出すことをどうして知ったか。コリーヌに電話したからである。なぜ、電話したかといえば「源六原しし鍋」の試食会の案内があったから(12月27日付佐伯支局長日誌「源六原しし鍋の試食会」)。

 しし鍋について聞いていると、七草がゆの話が出た。イノシシの骨で取った出汁を使った七草がゆは食べたことがない。ならばとこの日食べに行くことにしたのだ。

 ゴルフコースの下にある芝スキー場ちなみに直川カントリー俱楽部の周辺には芝スキー場や小規模な陸上競技のトラック、室内プールなどがある。全部をひっくるめて「グリーンパーク直川」が正式名称のようだ。1995(平成7)年に完成した森林運動公園である。

 レストランのすぐ横がコースに当時は直川村(現佐伯市直川)で、ゴルフコースは村営だった。佐伯市観光協会のウェブサイト「佐伯大百科」を見ると、コースは全長2652ヤードで9ホールを2度回ってパー58のコンパクトな造りになっている。

 レストランコリーヌではラーメン(500円)も人気で、それだけをわざわざ食べにくる人もいるという。機会があれば次はラーメンを味わいたい。

 猪肉や鹿肉を買う場合の注意があった追記 大分県のウェブサイトを見ていたら6年ほど前に出されたジビエ料理のレシピ本「ジビエ活用ノススメ~シッカり活用したイノ~」があった。そこに猪肉や鹿肉などを買う場合の注意として「流通表示番号」を確認するようにと書いてあった。めったに食べることもないので、こんな番号があることにも気づいていなかった。

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