臼杵長屋でランチを

小さく書かれた「臼杵長屋」の文字を見つけた 「はざこでイタリアン」(1月21日付佐伯支局長日誌)の講師を務める奥桂子さんは臼杵市の臼杵長屋でランチを出している。そう言っていたので30日の昼過ぎに訪ねてみることにした。近くで取材の予定を入れており、ごはんを食べるのにちょうどいい。臼杵城跡すぐ横の市観光交流プラザにいったんクルマを置いて歩き始めたが、案に相違してなかなか見つからなかった。

 八町大路(中央通り商店街)を中心にした古い町並みをぶらぶら歩く。探す範囲もそれほど広くはないので時間もかからずに見つかるだろうと思っていたが、そうは行かなかった。仕方がないので観光交流プラザに戻って場所を聞くことにした。

近くまで行かないと何の店かよく分からない 受付で聞くと、わざわざプラザの玄関前まで出て道順を教えてくれた。そして一言付け加えた。「もしかしたらやってないかもしれませんよ」。もともと臼杵長屋では駄菓子屋があったが、そこが店を畳んだようだ。

 空き店舗だったところを奥さんが借りて最近始めたようだ。まだ関係者にも浸透していないのかもしれない。近づいて行くと何か見えた。イタリアの国旗のようだ。入り口はどこかと探していると、真ん中の木戸がそうらしい。前に引いて頭を下げながら入った。

臼杵長屋の中は予想以上に広かった 中に入ると思ったよりも広い。長屋の表にあった説明版をみると、大正時代に建てられた四軒長屋とある。昔は団子屋や八百屋が並ぶ下町の長屋だったが、30年ほど前から住人を失って朽ちて倒れそうになっていた。それは平成16(2004 )年に修復したようだ。

 千葉県船橋市で長くイタリア料理店をやっていた奥さんは1年以上前に臼杵市にUターン。あらためて郷里で店を構えることになった。

柔らかいカニが乗ったパスタ 営業は月曜から金曜日までの午前11時半から午後3時まで。この日のランチは生野菜のサラダ、里芋や白菜のスープ、それに殻が柔らかい(ソフト・シェル)カニのパスタ。脱皮直後だから殻が柔らかいのか、もともと殻が柔らかいカニなのか、聞くのを忘れた。

 カニはミャンマー産だという。パスタの味は濃厚だった。野菜中心のランチだったが、結構腹にずっしりときた。これで800円。この日はサービスとコーヒーを無料でいただいた。

 臼杵市とスリランカのキャンディ市が姉妹都市となって今年で50周年となることは、この日誌でも何回か書いている。奥さんはそんな関係もあって店でスリランカ産のコーヒーを販売したいと考えている。

この日届いたスリランカコーヒー そこで、奥さんは臼杵市地域おこし協力隊の石橋浩二さんに相談し、スリランカコーヒーを探してもらった。その結果、見本がこの日に届いた。昼食後に取材を予定している相手は石橋さんだった。佐伯市米水津間越(はざこ)でイタリア料理教室を企画したのも石橋さんだった。石橋さんの最近のユニークな活動を少しまとめて記事にしてみようかと考えた。取材の内容については西日本新聞大分版であらためてご報告したい。

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