支え合う仕組みづくり

懇談会で出た備蓄食をいただいた 臼杵市役所から毎週FAXされてくる「週間予定表」を見ていたら14日に「女性防災士研修(懇談会)」とあった。「災害について研修を行った後、市長を交えて懇談会(ランチ会)を実施」とある。市長との活発な意見交換があり、厳しい声も聞かれるかもしれないと予想して行ったが、実態は和やかな食事会だった。

 女性防災士研修に顔を出す前に一仕事あった。これも臼杵市役所から事前に案内が来ていた。タイトルは「生活協同組合コープおおいたとの包括連携協定の締結について」。連携するのは①地域の見守り・声かけ②交通弱者(移動を制約される人)に対する支援③子育て支援④健康づくり・食育⑤災害⑥その他必要と認める事項-と書いてあった。

 コープおおいたは先月、杵築市と包括連携協定を結んでおり、臼杵市は2市目となる。同じような中身ならニュースとしてどうかな。そうも思ったが、とりあえずは市役所に行ってみることにした。

臼杵市役所であった包括連携協定調印式 臼杵市長とコープおおいた理事長の2人による調印式が行われた。コープの資料に連携のもう少し具体的な内容が書かれていた。見守り・声かけではコープの宅配や移動店舗販売などを利用している人に異常があった場合、区長・民生委員の連絡する仕組みを整える。

 買い物支援として宅配と移動販売を強化する。利用者を送り迎えするサポートカーの導入を検討、店舗で買い物しやすくする。保育園などを運営するコープのノウハウを市に提供する。市が行う「食育フェスタ」に積極的に参加する-などとあった。

 意外だったのはコープおおいたの「発祥の地」が臼杵市であったこと。1952(昭和27)年に臼杵生協ができ、それが大分県民生協(その後コープおおいたと改称)へと発展していったのだそうだ。

 だから、市内の全世帯の約6割が組合員となっており、加入率は県内の自治体ではトップという。

 うまく行政と生協が連携すれば実があがりそうだ。生協は組合員が増えることも期待できる。ちなみに協定の正式名称は「地域がつながる支え合いづくり包括連携協定」と随分と長いものだった。

 支え合う地域づくりといえば女性防災士も同じ役割を担っている。臼杵市の女性防災士会については8月17日付佐伯支局長日誌「ジュニア防災リーダー」で少し紹介している。

 全国初の女性防災士の連絡協議会として「うすき女性防災士連絡協議会」(野上美智子会長)が設立されたのが2013(平成25)年8月。当時64人だった女性防災士は100人を超えた。研修は毎年1回開いているものだそうだ。

 午前中に研修を行い、昼は市長、副市長らを招いて昼食会。そこで賞味期限が来た備蓄食料などを食べる。それが慣例になっているようだ。

 女性防災士の育成のために積極的に動いたのが市の担当部署だった。この日の野上会長も市のサポートにあらためて感謝の言葉を述べた。とはいえ市に注文がないわけはないだろう。市長とのランチの場で言わなくても、市との意思疎通はできていて、要望などを伝える仕組みもあるということか。そんなふうに一人納得して昼食会の会場を後にした。

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