不漁続きの一週間

不漁続きとかで朝市も魚は少なかった 毎週土曜日の朝に開かれている「うすき海鮮朝市」に行ってみると、安東水産の社長が浮かない顔をしていた。この一週間不漁が続いているようだ。安東水産が朝市で売っている魚も数えるほどしかない。16日に九州北部地方に「春一番」が吹いた。それから風が強い日が続いて漁に出られなかったのか。

 釣りアジ、タイ、エソ、カマス。どれも数が少ない。それにかぼすブリが1匹とナマコが少々。臼杵魚市場は閑散としていた。

 悪天候による一時的な不漁ならばいい。もしももっと根本的な問題が背景にあるとすれば、事は深刻である。というのも、ちょっと前に気になるデータをみたのだ。

 佐伯市上浦にある大分県農林水産研究指導センター水産研究部から送られてくる資料がある。「大分県長期漁海況予報」。今年1月に発行された資料を読んでいると、魚種別の漁況というのがあった。

マイワシの漁獲量の推移 豊後水道南部主要3港(鶴見、米水津、蒲江)のまき網によるマイワシ、カタクチイワシ(成魚)、ウルメイワシ、マアジ、さば類の漁獲量の推移と今後の見通しが書かれている。マイワシを見ると、2015(平成27)年、16(同28)年の漁獲量はわずかに回復傾向にあるが、長く不漁が続いていることが分かる。

 どん底から脱する兆しはあるものの、かつての最盛期の漁獲量とは比べものにならない。1987(昭和62)年、88(同63)年は3万5千トンを超えていた。

カタクチイワシの漁獲量の推移 マイワシの不漁は佐伯だけの問題ではない。ただ、イワシ類が全部不漁かというと、そうでもない。カタクチイワシは年によって変動が大きい。ウルメイワシはずっと捕れなくて、2006(平成18)年頃から増え始め、12年(同24)年に約7千トンと1986(昭和61)年以来の最高を記録している。

マアジの漁獲量の推移 これらの数字は佐伯市の3港(鶴見、米水津、蒲江)のものであり、臼杵とは直接は関係ない。臼杵や津久見の海域の漁獲量の推移はどうなっているのか。大分県のデータはあるのだろうか。いつも新鮮でおいしい魚を食べたい。そのためには、もっと今の海の状況についてもっと勉強する必要があると改めて思った。

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