白隠慧鶴と仙厓義梵

 白隠慧鶴と仙厓義梵の禅画が展示されている「禅画」がブームだそうだ。白隠慧鶴(はくいんえかく)、仙厓義梵(せんがいぎぼん)と聞いてピーンと来る人も多いのではないか。臼杵市歴史資料館に二人の禅画が展示されている。白隠慧鶴作「慧可断臂図」(えかだんぴず)と仙厓義梵作「龍図」(りゅうず)。昨年、市内の見星寺(けんしょうじ)で発見されたものだという。まだ、東京と京都でしか公開されていない貴重なもののようだ。

 臼杵市歴史資料館の「いのりとかたち」展のポスター 同歴史資料館の企画展「いのりとかたち~臼杵の宗教美術」(~5月29日まで)の中で展示されている。3月1日からの一般公開を前に28日、報道関係者向けに内覧会があった。

 その案内に「臼杵市内の寺院は普段なかなか目にすることができない絵画や掛け軸といった美術品を数多く所蔵しています。今回の展示では、それぞれの寺院に伝わった寺宝の数々を紹介します」と書かれていた。

 どんなものかは分からないが、とりあえず内覧会に行ってみることにした。

 いろいろと説明してもらい、面白かったのだが、記事として全部書くわけにはいかない(紙面のスペースは限られている)。記事は今のところ京都国立博物館と東京国立博物館でしか公開されてない 禅画に絞って書くことにした。

 禅画とは何か。説明があった。江戸時代、禅宗の教えや精神を民衆に分かりやすく伝えるために描かれたとあった。説明を聞くと、二人は「東の白隠慧鶴」「西の仙厓義梵」と呼ばれた禅画の巨匠だそうだ。

 白隠慧鶴の「慧可断臂図」とは何か。これも説明があった。中国南北朝後期の高僧、慧可(487~593)が禅宗の開祖・達磨(だるま)に入門した際、自ら左腕を切り落とし、修行への決意を示した「慧可断臂」の故事が描かれているという。

 禅画ではよく用いられている画題だが、慧可が腕を切る直前が描かれているのが特徴という。慧鶴(1686~1769)は臨済宗の中興の祖とある。

 仙厓義梵(1750~1837)の「龍図」の説明も見てみる。江戸後期の禅僧とある。仙厓は「人々に禅の精神を分かりやすく伝えるため、ユーモアに富んだ作品を多く残している」のだそうだ。

 禅画に興味がある人は見逃せない企画ではないか。問い合わせは臼杵市歴史資料館=0972(62)2882へ。

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