臼杵のパンフェス盛況

婆(ばー)バーガーは里芋コロッケ入り 名前の面白さはこれだろう。「婆(バー)バーガー」。里芋のコロッケをパンで挟んである。2個入り300円。試しに1パック買ってみた。15日に臼杵市の市観光交流プラザで「第3回うすきパンフェス」が開かれた。婆バーガーも出店者の一つ。今年は18店舗が並び、スリランカの紅茶やコーヒーの試飲もあった。予想以上に盛況だった。

 昨年のパンフェスは10店舗だから今年の出店者はほぼ倍である。臼杵市役所の話では、出店者の1人の「UEMURA BREAD」が中心となって熱心に取り組んだことが大きいという。スープも美味しそうだったが18の出店者のうちパンを販売するのは14店で、残る4店はスープを販売する。これも初めての試みである。スープの出店者のうち2店は農家。「そよふく農園」は自然農、「yomoyama」は有機農業で市が認証する「ほんまもん農産物(野菜)」を生産していると資料にあった。

 残る2店のうちの一つは国宝臼杵石仏近くのレストラン「郷膳うさ味」の「Finefood and cuisine USAMI」。もう一つは臼杵市野津町のぴんころ朝市で見る「山川屋」。山川屋の「鹿のミネストローネ」と「猪のリエット」はちょっと食べてみたいなと思った。

 リエットとは「パテのようなフランスの常備菜です。パンに塗って食べて下さい」などと説明が書いてある。ただ、今回はパンを買いに来たので購入は見送ることに。四つの入り口には既に行列がというのも、会場内をぶらぶら見て回ろうと思っていたが、会場に着いてみると既に行列ができている。観光交流プラザの四つの入り口には午前11時の開場前に人が並んでいた。こんなに人が多いとは予想もしていなかったので驚いた。ゆっくり品定めなどできそうもない。

 実際、パンフェスの会場に入ると写真を撮るのもままならない。全景を写そうとすると人の頭ばかりだ。仕方がないので、パンの写真を撮るので精いっぱいに人の背中をかき分けて前の方に出てパンを写真に収める。会場に入る前に「パンフェス参加店舗配置図」と「出店店舗名と一言コメント」が印刷されたチラシが配られた。ただ、チラシを読んだだけでは、どの店の何が人気かなどは分からない。結局、人が並んでいるところの後ろに付くという安易な道を選んでしまった。

 開始前の行列にも驚いたが、もう一つびっくりしたのは完売が早かったことだ。10分ほどで完売した店も11時の販売開始から10分ほどで完売の店が出た。「パンの店 チルチル」である。ここで改めてチラシを見ると、「営業日:火、木、土」「多くは作れませんが、あんこ、クリーム、カレーの具などを手作りしています」とある。数が少ないとはっきり書いてあった。まずはここに並ぶべきだったのか、と少し悔やんだ。

 30分もたたないうちに完売の店が幾つか出た。よもぎあんパンも買ってみた婆バーガーもその一つである。販売しているのは「ふれあい茶屋」。臼杵市野津町の吉四六ランド内にある食事処で「野津のおふくろの味」が人気のようだ。里芋のコロッケは看板商品で、里芋と合い挽きミンチ、タマネギ、ニンジンにヒジキも入っている。婆バーガーの一つにはコロッケの上にケチャップが、もう一つにはマヨネーズがついていた。

 他にも幾つか買ったのだが、何だかせわしなかった。完売も少し早いように感じた。できればもう少しゆっくりと見て回りたい。昼食にパンをほお張りながら、そんなことを思った。

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