宇目に山ガール集まれ

宇目振興局で開かれたエコパーク推進協議会総会 佐伯地域ユネスコエコパーク推進協議会の2017(平成29)年度総会が26日、佐伯市宇目の宇目振興局で開かれた。ユネスコエコパークについては、この日誌でも何回か紹介している(初出は2016年6月17日付佐伯支局長日誌「藤河内渓谷で迷い人に」)。大分、宮崎両県は今年、両県にまたがる祖母傾大崩地域のエコパーク登録を目指している。協議会総会では「登録後」をにらんだ本年度事業計画が示された。その中に「山ガールサミットの開催」があった。

 サミットは10月28、29の両日開催予定だという。国道326号沿いにある「うめキャンプ村」場所はうめキャンプ村。国道326号沿いで「道の駅宇目」の隣である(写真は昨年12月に撮影したもの)。「○○女子」や「○○ガール」など世の中にあふれている。山好きな女性を総称して「山ガール」と呼ぶのかと思ったが、ちょっと違うようだ。

 西日本新聞のデータベースで「山ガールサミット」と検索してみた。すると、「山ガール、上天草に集まれ 第1回サミット開催」という記事があった。記事は2012(平成24)年9月8日付。イベントの案内をするものだった。

 記事の内容は次のようなものだった。

 熊本県上天草市は10月27、28日、「山ガール・サミット」と題した女性向けの山歩きツアーを初めて企画、参加者を募集している。流行の登山ファッションに身を包んだ「山ガール」たちに、不知火海が一望できる「観海(かんかい)アルプス」を楽しんでもらい、頂上(サミット)近くでトークショーなどを行う。市は「初心者も登りやすく初めての登山にお勧め。さまざまな女性が訪れる山にしたい」と話している。

 当時の上天草市長のアイデアだったようだ。

 2014年8月には宮崎県えびの市のえびの高原でも開かれた。その記事があった。記事には「女性のアウトドア愛好家が集う『山ガールサミット』が23、24日、宮崎県えびの市のえびの高原で開かれ、九州各県から72人が参加。韓国岳や甑岳登山など霧島連山の自然を満喫し、山ガール・ファッションショーなどを楽しんだ」とある。えびの高原での開催は13(同23)年9月に続き2回目とも書かれていた。

 「流行の登山ファッション」というところが山ガールのポイントのようだ。記事は約5年前と約3年前のものだが、今も各地で行われているのだろうか。上天草市のホームページをみると、15(同27)年11月に開催されたサミットの模様が報告されていた。宇目の山ガールサミットも話題になればと思う。

 ユネスコエコパークは「生物圏保存地域」と訳される。テーマは人と自然の共生。エコパークは大きく三つに分けられる。厳格に自然環境を保護していく「核心地域」が中心にあり、昨年12月にはほおづきツリーが点灯された一番外側に人が暮らし、産業活動が行われる「移行地域」がある。両者の中間に人間の活動から核心地域を保護するための「緩衝地域」が設けられる。エコパーク全体で見れば、圧倒的に「移行地域」が大きい。こうした地域では自然の保全を図りながら、持続可能な形で経済活動を進めることが求められる。

 エコパーク登録によって観光客が増えれば地域経済にプラスになる。その意味で「登録後」をにらんで、さまざまなイベントを準備し、積極的にPRしていく必要がある。ただ、協議会のメンバーの中にも観光客などの増加によって地域の自然に悪影響を及ぼすのではないかとの懸念の声があった。そのあたりのバランスを誰がどのように取っていくのだろうか。そこをきちんとしておいた方がよさそうだ。

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