食フェス会場が二つに

サーラ・デ・うすきで細枝神楽が 「もう少し規模を大きくしてもいいのではないか」。昨年のうすき食フェスの第一印象をこう書いた(2016年5月3日付佐伯支局長日誌「うすき食フェスの初日」)。今年は臼杵市観光交流プラザに加えて近くのサーラ・デ・うすきも会場となった。サーラ・デ・うすきには中庭がある。ここで神楽が行われ、餅をついての無料配布も。商店街にはツバメも姿を見せ「ゆっくり、ゆったり臼杵時間」というキャッチフレーズに近づいた感じだった。

 うすき食フェスは5日まで3日間行われる。新しく会場となったサーラ・デ・うすきの催しを紹介しよう。中庭にはクロマグロがまず目を引くのが海洋科学高校制作の魚の巨大オブジェ。4月11日付佐伯支局長日誌「とかく式とは堅苦しく」で紹介した同校の開校式の時に校内に飾ってあるのを見た。中庭にいるクロマグロ、海洋科学高で撮影したタチウオ室内のタチウオなどなかなかの迫力である。左の写真のタチウオは4月11日に校内で撮影したものである。このほか、臼杵の川魚の水族館にはウナギやナマズなどが展示され、海洋科学高生によるストラップ作り(小学生以下対象)も行われた。

 ここでもう少し力を入れてもいいのではと思ったのが、新商品試食会。昨秋改装オープンしたサーラ・デ・うすきには食品加工室臼六ラボが新たに設けられた。瞬間冷凍機や乾燥機など食品を加工するのに必要な機械を備え付け、誰でも使えるようになっている。臼杵の農林水産業の6次産業化を進めようとつくられた。

 ここで試作された乾燥ト少しずつ配られたドライデコポンなどマト、イチゴ、デコポンが無料で配られた。テーブルの上には生産者の山口農園、亀山農園、河野農園の紹介がある。臼六ラボで作られた新商品・試作品を並べて大々的な試食会を開催するのも面白いかもしれないと、またまた素人考えが閃いた。うまいか、まずいか、幾らだったら買うか、試しに聞いてみてはどうか。食フェスでマーケットリサーチをやってみるのはどうだろうか。

 「時間消費型」という言葉を聞いたのはいつだろう。初めて聞いたのは、キャナルシティ博多(福岡市)の建設構想の時だった気がする。27年ほど前になるだろうか。商店の軒下でツバメが羽を休めていたキャナルシティ博多は関係者の苦労の末に1996(平成8)年4月に開業した。モノ消費型の物販施設が郊外へと展開していく中で、都心の施設は時間消費型となって生き残る。そんな考え方で「キャナル」は造られた。今や「時間消費型」という言葉はお馴染みである。臼杵市が食フェスで目指しているのもそれである。

 商店街で舞を披露市観光交流プラザとサーラ・デ・うすきを結ぶ商店街(八町大路)も含めて食フェスを楽しめる雰囲気がもっと出てくればいいと思う。さて、食フェスのメイン会場である観光交流プラザでは、昨年と同様、人気のブースがあった。午前11時半の販売開始から30分もたたずに完売したのが、うすきパエリア。去年も行列ができていた。しばらくすると、完売になったあまべ振興協議会あまべ振興協議会も完売に。ここはお買い得である。アジ寿司が1パック200円、サツマイモが入った石垣もちが1パック100円というのだから、とりあえず買ってみてもいい。昨年と今年の食フェスで個人的に変わったことは知り合いが増えたことである。

 できるだけ買いたいのだが、食べる量には限りがある。昨年はする必要もなかった心配りを、今年は少しだけやらなければとも思った。4日か5日のどちらかに顔を出し、食べ損ねたものを買おうと思っている。

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