臼杵暮らしの楽しみ方

食フェスの語らう会の案内 3日に続いて4日も「うすき食フェス」をのぞいてみた。昨年の食フェスにはなかった試みだと思うのが、「『100年ごはん』とみんなで語らう会」。映画「100年ごはん」の上映後におしゃべり(クロストーク)がある。4日の話者は30代の女性2人で、テーマは「臼杵を楽しむ暮らし方」。初日の3日も登場したのは女性3人。「食」がテーマのせいかもしれないが、女性のパワーを感じさせる企画である。

 「語らう会」のリーフレットはUEMURA BREADでもらった。臼杵市の有機農業の取り組みを描いたドキュメンタリー映画「100年ごはん」を見て、「食」に携わっている移住者の皆さんの話を聞く鑑賞会と書いてあった。

 初日のクロストークのテーマは「公共の食事に、ほんまもんの食を」で、ほんまもん野菜も出品されていた愛知県から移住したUEMURA BREADの上村さんなど3人の女性が話し合う。登壇者はほかに、地域おこし協力隊として有機農業に取り組む夫とともに大阪府から移住した山崎さん、岡山県から移住した自然農農家の高松さんとリーフレットにあった。ただ、この日は都合があり、残念ながら話を聞くことはできなかった。

 うまいものは好きだが、個人的には無農薬でなければといったこだわりはあまりないと思っている。人気の平戸牛の串焼きただ、地域で行われているさまざまな取り組みについて聞き、知っておくことは個人的に興味深いし、仕事の上でも役に立つ。そんなわけで2日目の4日は会場におじゃますることにした。この日のテーマは「臼杵を楽しむ暮らし方」。福岡市から移住した小金丸さんと臼杵市野津町に生まれ育った衛藤さんの2人が対談した。2人はちょっとした地域の有名人ともいえる。

 衛藤さんは「2年前の大分合同新聞の元日付紙面を大きく飾った」などと最初に紹介があった。犬用の鹿肉ジャーキーを販売する山川屋リーフレットには「野津町で女性猟師として有害鳥獣の駆除を行いながら、地元の野菜や加工品の販売店を経営」とある。イノシシやシカの肉を販売し、野津のぴんころ朝市で見かける「山川屋」は衛藤さんが作った会社だという。食フェスにも山川屋は出品しており、犬用の鹿肉ジャーキーを販売していた。面白いので写真を撮ったが、彼女がオーナーとは初めて知った。

 小金丸さんについては「全国各地で得た情報を基に農村民泊の活性化に取り組む。地域の暮らしを大切にした臼杵を盛り上げる取り組みを行っている」とリーフレットは紹介している。肩書でいえば「うすきツーリズム活性化協議会事務局長」だったと記憶している。

 会場でもらった1枚の資料に「種まく暮らし」とあった。活性化協のホームページ「臼杵時間」の右下に小さく「種まく暮らし」とある。そこをクリックすると、アドレスがある。人々が日々の生活の中で身につけてきた技や智恵を学ぶ、体感する試みなどとある。具体的には5月7日には第12回として「箱庭づくり」に挑戦、第13回は同21日に「ミルクスツール作り」を行うと資料にあった。

 残念ながら種まく暮らしのホームページに掲載されているのは第9回「野津の竹を正月飾りに」まで。こちらの方までは手が回っていないようだ。

 衛藤さんに関係する資料は「ファンネル・カルチャー・マーケット(Funnel Culture Market」と書いてある。衛藤さんは野津町中心部の国道10号沿いにFunnel(「じょうろ」の意味)という「野津町にはなかったおしゃれな店」(小金丸さん談)をつくった。

 ここで本、CD、DVD、レコード、古着、アート、植物など暮らしの中のカルチャーを集めたガレージセールを5月20、21両日に開く。同時に20日は木版スタンプ工作や活版印刷でレターセットなどの催しも予定している。ガレージセールの出品者も募集中とのことだった。

 若い女性たちが伸び伸びとやれる環境づくりに臼杵市が意識的に取り組み、それを積極的に情報発信しようとしているのならば、うまいイメージアップ作戦だと思う。

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