岩ガキまつりの案内が

大入島産の岩ガキは見たが 「日豊海岸岩ガキまつり2017」開催について-。11日に1枚の資料がFAXで届いた。差出人は佐伯市観光協会。5月30日に試食会を兼ねた記者発表を行うので出欠を確認したいとのことだった。そういえば、昨年もその頃に試食会があった(2016年5月30日付佐伯支局長日誌「一宿一飯の恩義あり」)。今年は岩ガキの成育が遅いとの声を耳にしたし、岩ガキに関してはもう一つ気になるうわさがあった。そこで大分県農林水産部漁業管理課に電話して事実を確認することにした。

  東九州自動車道の蒲江インターチェンジ(IC)を降りてすぐのところに「かまえインターパーク~海べの市」がある。昨年5月14日に販売されていた岩ガキここで岩ガキが売られているのを昨年見たのは5月13~14日頃(2016年5月14日付佐伯支局長日誌「蒲江は岩ガキの季節に」)。ところが、今年はかまえインターパークではお目にかかっていない。11日も行ってみると、岩ガキではなく、マガキが大きさによって7個または8個1000円で販売中だった。

 佐伯港(葛港)横の「さいき海の市場○(まる)」で大入島産の岩ガキをみたのは4月25日頃だったから、蒲江産の岩ガキの出荷が随分と遅れているようにみえる。成育が例年より遅れているのだろうか。それとも……。

 気になる話を小耳に挟んだ。ヒオウギ貝の出荷自粛が続いていることから、同じ二枚貝の岩ガキも出荷を控えているのではないか、と。それで大分県農林水産部漁業管理課に電話をして確認すると、そうした事実はないことが分かった。根拠のない噂だった。はやりの言葉で言えば「フェイクニュース(fake news)」か。

 蒲江湾などで養殖されている二枚貝のヒオウギ貝は4月20日から出荷自粛となっている。検査で麻痺性貝毒量が規制値を超えている状態が続いているためだ。どんな検査をしているのか聞いてみた。生まれたての20gのマウスを使う。検出した貝毒を4倍に薄めたものを注射し、15分で死ねば規制値を超えたと判定できる。

 実際は毎週採取したものを簡易検査で数値を測定。規制値の範囲内にあると判断できた場合にマウスを使うようだ。蒲江湾などでは一年を通して検査が行われており、規制値を超えれば速やかに出荷を自粛するように求めている。

 ところで、岩ガキの出荷とヒオウギ貝の出荷自粛とは関連があるのか。漁業管理課の担当者に聞いてみた。結論は「NO」。岩ガキとヒオウギ貝は関係ないとの回答だった。養殖の岩ガキは出荷前に検査を受けており、当たり前だが、問題ないものが出荷される。ヒオウギ貝から岩ガキを連想したのは全くの的外れだったわけだ。

 念のために聞いてみて良かった。蒲江産の岩ガキもそろそろ出てくるだろう。岩ガキまつりのポスター日豊海岸岩ガキまつりは大分県佐伯市と宮崎県の延岡市、門川町、日向市の3市1町で共同で展開している。4月の日向市、門川町から5月の延岡市、さらに6月から佐伯市が加わって8月まで続く。5月30日の試食会を楽しみにしておきたい。

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