イルカの赤ちゃん誕生

母イルカに寄り添って泳ぐ赤ちゃんイルカ 支局をあけていたために津久見市役所から届いたFAXに気がつかなかった。同市にある観光施設「うみたま体験パーク つくみイルカ島」で14日に初めてのイルカの赤ちゃんが生まれた。FAXはその知らせで支局には早くに届いていた。赤ちゃん誕生に気づいたのは午後2時頃だったか。慌ててイルカ島に向かうことにした。とにかくイルカの母子を写真に納めることが最優先である。

 つくみイルカ島はこの日誌にも幾度か登場している(1月16日付「イルカ島と仙水小学校」や2016年8月1日付「癒やしのつくみイルカ島」など)。

 開業は2011(平成23)年4月。もともとは海に面した釣り堀だった。それを津久見市と大分市の水族館「うみたまご」を運営する同市のマリーンパレスなどが約3億円かけて改装し、整備し直した。この経緯は以前も書いた。

 さて、母イルカが無事に妊娠、出産した後は、第1号の赤ちゃんが順調に育っていくことが、これはうまく撮れた方の写真である「つくみイルカ島」のさらなる発展を占う試金石となる。イルカ島で妊娠、出産、子育てが安定的にできるとなれば全国から申し込みが来ることが予想される。つい最近、長崎県佐世保市の「九十九島水族館海きらら」から2頭のイルカが「イルカ島」にやってきた。

 海きららでは飼育する頭数を増やすために、7月上旬までイルカ島での自然交配による繁殖を目指す。それで妊娠しなかった場合は愛知県美浜町の水族館「南知多ビーチランド」の協力を得て、海きららで人工授精による繁殖をする計画だという。日本動物園水族館協会(JAZA)が捕獲したイルカの購入を禁止したことから、繁殖を通じてイルカを確保することが水族館運営の大きなカギを握ることになった。

 第1号の赤ちゃんが順調に育っていけば繁殖拠点としてのイルカ島の評価も高まるだろう。赤ちゃんはイルカ島観光の目玉にもなる。14日未明に生まれたイルカは体長約1m、体重15kg(いずれも推定)。施設内の海上プールで母イルカに寄り添って泳いでいた。そんな姿を見ながら、人間の思惑とは別に元気に育ってくれればといい思った。

 さて、イルカ島で撮った写真と短い原稿は15日付西日本新聞大分・日田玖珠板に掲載される。1社だけ紙面に欠かせない原稿や写真が掲載されていないことを「特オチ」と言う。FAXに気づかないままだったら危ないところだった。15日の朝、各紙を見て真っ青になるところだった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です