宇目と本匠のホタルは

佐伯市宇目のほたるマップ 佐伯市の宇目・本匠地域のホタルの最新情報を得ようとすれば、地域おこし協力隊の工藤隊員のツイッター「UMEokoshi」を見るのがベストかもしれない。工藤さんは20日付佐伯支局長日誌「宇目のうめぇもん市」で紹介した「佐伯市宇目ほたるマップ」の作者である。工藤さんは宇目だけでなく、隣の本匠にも足を伸ばしてホタルを見に行っている。話によると、思っていたよりもホタルの出現が早いそうだ。ならばと本匠の「日本一の大水車」に行ってみることにした。

 今年も本匠の「ホタル博士」こと吉良英生さんがケーブルテレビ佐伯の番組に登場した。その顔を見るといよいよホタルの季節だなと思う。吉良さんが先生となる「ほたるの学校」は28日(日)から始まる。その後は31日(水)、6月4日(日)、6日(火)、9日(金)、10日(土)と開かれる予定だ。

 ホタルの観賞スポットも最初は日本一の大水車付近に始まり、日を追って番匠川の上流へと向かい、最後は「ホタルの里遊歩道」(全長450m)辺りまで進んでいくことになるようだ。

 昨年、この学校で授業を受けて「本匠ホタル博士認定証」を受けたことは2016年6月7日付佐伯支局長日誌「番匠川のほたるの学校」に書いた。今年も機会があれば行ってみたい。

 ほたるの学校となる旧本匠西中学校の近くには大きな「ほたる観賞案内図」があり、そこに誇らかに「西日本一のゲンジボタル群生地」と書かれている。ホタル観賞のための遊歩道や駐車場、見学者のためのトイレも整備されている。ホタル博士による解説や案内の機会も提供されている。本匠の地理に不案内な人でもホタルを楽しめるようにいろいろとやってきている。

 これに対し、宇目地域はどうか。ホタル観賞に行きたいと思っても、どこに行けばいいのか、その付近に駐車場はあるのか、宇目をよく知らない人には頼りになる情報が乏しい。手書きのほたるマップを作っていた人はいたが、配布数もわずかだったようだ。工藤さんはその手書き地図などを基に、マップの装いを一新して、「うめのほたる」というキャラクターもつくった。

 マップは宇目のホタル情報を発信する最初の一歩である。地図にある主な観賞スポットは①見明の川沿い②市園川沿い③上小野市の川沿い④ととろのバス停付近⑤木浦の川沿い-の5カ所。

 このうちクルマで行きやすい場所はどこかと聞くと、市園川沿いかなとの答え。桜並木がある辺りのようだ。それならば宇目B&G海洋センターなどにクルマを止めれば歩いて行ける。

 宇目ではホタルはどこにでもいる。だから、ホタル観賞の見物客を呼ぼう、そのために観賞スポットや駐車場を整えようといった発想すら浮かばなかったのかもしれない。むしろ、外から来て騒がしくなったり、川が汚されたりするのを嫌ったのかもしれない。

 観光と環境の両立のためにも観賞スポットを整備し、観察教室を開いたり、ホタルガイドを育成したりして、見物客をうまく誘導していくことが大事になる。宇目だけでなく隣の直川もホタルの隠れた名所があちこちにあるのではないか。うまく活用できれば、この季節には本匠だけでなく、宇目、直川にも賑わいが生まれる。

 さて、日本一の大水車の駐車場には午後8時前には着いた。川面へと通じる階段を下りてゆくと、反対岸の方の少し見上げるぐらいの高さのところにホタルの光が見えた。見物客もまだ少ないせいか、こちらの近くまでホタルがやってきた。季節の移ろい、初夏の訪れを感じる。ただ、写真はうまくいかなかった。まだリベンジのチャンスはある。ぜひとも「これぞという写真をお見せしたい」と思っている。

 追記 「ほたるの学校」をのぞいてみた。今年も始まった「ほたるの学校」吉良先生の話を聞いた後、ほたるの学校前の番匠川沿いでホタルを観賞した。この辺りはこれからで、6月1日頃までは少し下った「大水車」付近が見頃との話。帰りに大水車の駐車場で改めてホタルの舞いを眺めた。県道沿いのために時折クルマのヘッドライトが光る。吉良先生が言うようにホタルを満喫したいなら真夜中に来るしかなさそうだ。

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