酒と酒粕ざんまいでは

限定品という臼杵煎餅があった 27日に臼杵市観光交流プラザで開かれた「醸造の町臼杵 四社合同蔵開き2017」に行って「臼杵煎餅(せんべい)」を買ってみた。酒粕入りで1枚50円。本日数量限定とある。「蔵開き」で提供される4社の酒も日本酒や焼酎だけでなく、梅酒や甘酒もある。ずらりと並んだ酒瓶を見てもクルマで来ているから一滴も飲めない。それでせんべいを買ったわけではなく、「酒粕」がキーワードにならないかと考えたのだ。さまざまな酒に合う酒粕を使った料理を提供する。酒と酒粕尽くしの催しにしても面白いのではと思った。

甘酒やリキュールもあった 正確に言えば「酒蔵開き」である。本来は酒造会社が酒を貯蔵している蔵を一般開放して酒造りを見学させたり、できたての酒を試飲させたりすることを言う。こちらは4社共同の「出張蔵開き」で、地元の酒造会社とその製品である日本酒や焼酎などについて、地元の人にもっと知ってもらおうという催しである。

 西日本新聞の記事データベースで検索すると、合同蔵開きが初めて開かれたのは2014(平成26)年5月24日。蔵開きは通常、新酒の仕込みが終わる4月に行われるが、合同蔵開きは梅酒も販売されていた観光交流プラザのオープン記念イベントとして企画された、とあった。翌年9月には「臼杵の地酒による乾杯条例」が制定され、条例制定記念イベントとしても開催された。現在は毎年、5月と10月のそれぞれ最終土曜日の年2回開催されることになっている。初めて行ってみたが、結構人が集まっている。午後4時の開始前から行列ができていた。

 臼杵市観光情報協会の職員が受付の際に蔵開きを「なんで知ったのか」「来場は何回目か」を聞いている。それを見ると「口コミ」が最も多く、次いで「チラシ」「テレビ」と続く。26日夕と27日朝にNHKで蔵開きのことが紹介されたのが大きかったかもしれない。

 来場者は初めて来たと答えた人が圧倒的に多かった。この人たちを2、3回とやって来るリピーターにするにはどうすればいいか。漬けものは酒の肴に合うカギは酒の肴にあると思う。5月15日付佐伯支局長日誌「酒のあてが面白そうだ」でも書いた。当日限定の酒もいいが、個人的には当日の料理の方により興味がある。立ち飲み、角打ちで酒をちびちびやりながら、肴をつまむ。多種多様なあてがあれば酒も進む。

 漬けものもいい。「吉四六さん村グリーンツーリズム研究会」が漬けもの盛り合わせ(200円)を出していた。他に「おからサラダ」(150円)や「蕗のきんぴら」(100円)などが並べられていた。

 隣の「ウエムラブレッド(UEMURA BREAD)」には臼杵産酒粕カンパーニュ、中臼杵産イチゴのフレンチトーストなどとある。郷膳うさ味の一品250円合同蔵開きの4社のうちの一つである久家本店の酒粕と臼杵産小麦を使ったパンの上にオイルサーディンとワラビが乗っていた。「郷膳うさ味」はローストビーフや海老のアヒージョ、空豆と男爵イモの春巻きなどがある。一番端にあるのはスイーツのようだ。1品250円で一つ一つ容器に入っていて持ち運びしやすい。

 観光交流プラザの外では2店がその場で焼いて提供していた。一つは山川屋。シカの串焼き、イノシシの串焼きの焼きたてを販売。1本100円とあるので試しに1本買ってみた。かまぼこやちくわも肴にいいその横では佐藤かまぼこがちくわを焼いていた。試食用の一切れをいただいた。「本日だけ大サービス」「ハモ皮巻き」「1皿300円」と書いてある。どれだろう。テーブルには見当たらないと思ったが、ちくわと見たのがそうだったのか。他にもたけのことごぼうのちぎり天(1パック300円)、はも天(1枚150円)も酒に合いそうだ。

 合同蔵開きを始めた頃に比べて今はどうだろう。酒の肴のメニューは広がって来ているのだろうか。料理がバラエティに富んでいるのはうれしい。それに「和洋中」などばらばらに見える料理を一括りにできるものがあればPRしやすい。例えば「酒粕」である。酒粕を使った料理をそろえた「酒と酒粕の祭典」(仮称)にすればどうだろう。個人的には面白いと思うのだが。別に新しいアイデアでもないか。

 

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