ミスと聞くとほろ苦く

臼杵の地魚のチラシを見つけた 13日は何の予定も入れてなかったが、一つ飛び込みの仕事が入った。午後から臼杵市に行くことになった。記者会見のお知らせが市役所からFAXされてきた。追って確認の電話もあった。徴税事務でミスがあったという。ミスと聞くとほろ苦い。36年余の記者生活で多くのミスがあった。思い込みだったり、確認不足だったり、たいていは注意すれば避けられるケアレスミスだった。

 「市・県民税特別徴収税額通知書の誤交付について」。何だか呪文のようだ。会社が従業員の給与から税金分を天引きして納税するのが特別徴収で、会社は特別徴収義務者と呼ばれる-とイロハのイから聞かないといけない。

 給与収入しかない人なら会社任せでいいが、「その他収入」などがあり、確定申告している人もいる。今回、誤交付されたのはその1人で、「その他収入分」を自分で納税する(普通徴収)ことを希望。そのための手続きをしている時に役所の担当者のミスがあった。担当課でのその後の読み合わせでもミスに気づかず、本人の勤め先とは違う事業所に個人番号(マイナンバー)を含む個人情報が送られてしまった。

 こう書いていても分かっていただけるかどうか。ポイントは、きちんと管理すべきマイナンバーが不用意にも市から第三者に漏れてしまった、ということだ。そこで6月9日に本人に謝罪し、13日の記者会見となった。

 自分の話に戻ると、ミスもいろいろあったが、助けられたことも多い。昔の新聞社には校閲部があった。ベテランで少し口やかまし人もいた。今は自動校閲システムがあってパソコンで原稿を書いた後、これでチェックして間違いを探す。しかし、これはベテラン校閲部員ほどの実力はない。するりと間違いを通してしまうことがある。

 ありがたいことに、新聞製作の過程で、そのミスを編集者から指摘されることがある。間違いを見つけられて訂正を求められることは気分がいいことではないが、ミスをそのまま出すよりはましである。感謝しなければならない。

 ミスがあると再発防止策と必ずなる。小さなミスでもその代償は大きい。言葉だけでなく、きちんとやってもらいたい。肝心なのは相互のチェックである。遠慮なく間違いを指摘しあえるような職場環境が必要となる。

 ところで、冒頭の写真は、記者会見の後に臼杵市観光交流プラザに立ち寄った時にあったリーフレットである。臼杵を代表する魚がイラストで描かれていた。春夏秋冬、その時の旬の魚が描かれているようだ。面白いと思って写真に納めてみた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です