ビーチクリーン大作戦

太陽の光が降り注ぐ間越海岸 日差しがまぶしい間越(はざこ)海岸を訪ねた。はざこネイチャーセンターにいる内田桂さんに話を聞くためだ。内田さんは同センターを運営するNPO法人おおいた環境保全フォーラム代表理事。この日の話はセンターのことではない。7月に田ノ浦海浜公園(大分市)、黒島(臼杵市)、屋形島(佐伯市)の3カ所で開く「おおいたうつくし海岸づくりフェスタ」のことを聞こうと思ったのだ。

 内田さんが中心になって大がかりなイベントを企画している。そのことを知ったのは、6月1日に臼杵市の黒島で行われた恒例の「海開き」だった。

 海開きでもらった資料に、黒島で7月17日の「海の日」と8月11日の「山の日」にそれぞれ催しを企画しているとあった。ネイチャーセンターの近くで咲くハイビスカス海の日にはサッカーJ2の大分トリニータの選手と一緒に海岸の清掃(ビーチクリーン)を行うほか、ウミガメ観察会なども予定。山の日には音楽祭やマリーンスポーツ体験などを企画しているそうだ。これは去年はなかった。関係者に少し詳しく聞いてみると、元締めとして名前が浮かんだのが内田さんだった。

 それで佐伯市米水津浦代浦間越のネイチャーセンターにいる内田さんを訪ねることになった。「海の日」にちなんで海に親しむ、海を学ぶというわけで、昨年は佐伯市の鶴見半島を舞台にいろんな催しを行ったそうだ。今年は県内の3カ所での開催と規模がさらに大きくなった。

 内田さんとしては、この催しを海と川のつながりを深める場としたいと考えている。大きな川の流域で活動する市民団体と海岸部を主な活動の場とする団体の交流の場にできれば、と思っている。というのも、海岸にたまるごみの多くは内陸から流れてきたものだから、海をきれいにするためには「川」と「海」の協力が不可欠というわけだ。

 イベント会場に黒島と屋形島を選んだのも理由がある。はざこネイチャーセンター離島では漂着ごみを処理するにも人手が足りなくて大変であることを広く知ってもらう目的がある。ちなみに日程は屋形島は7月16日(日)と9月3日(日)で、当日は船を貸し切って島を往き帰りする。16日はビーチクリーン&バーベキュー交流パーティー、ヒオウギ貝の養殖見学&体験、マリンスポーツ体験、海のごみについて考えるワークショップを企画している(定員は先着50人)。

 大分市の田ノ浦海浜公園では7月23日(日)に開く。「おおいたうつくし海岸づくりフェスタ」は日本財団の「海と日本PROJECT」による助成を受け、大分県うつくし作戦推進課も共催している。ただ、催しの中身は会場ごとに別々に決めており、同じではない。

 内田さんによると、細部の詰めは残っているようだが、チラシなども出来上がったと言うから、今後PRも本格化していくだろう。甲羅に何か描かれたカメがいるこちらもこの催しについて新聞記事にしようと思っている。話は変わるが、ネイチャーセンターの水槽で泳ぐカメの甲羅に黄色やピンクで何か描いてあるのに気づいた。水槽の上にはカメラが据え付けてある。東京大学大気海洋研究所と共同でカメの性格を調べるための仕掛けだそうだ。そういえば大分合同新聞の記事にあった(5月25日付夕刊)。

 同センターでは定置網にかかったウミガメを保護している。東大との共同研究が行われているウミガメの生態はよく分かっていないので、同センターに保護されたウミガメを使って、それぞれの性格を調べてみようということだそうだ。ウミガメの生態、行動パターンなどが分かってくれば定置網などにかかりにくくする手だてが見つかるかもしれない。なるほど。さまざまな分野に専門家がいて、いろいろと考えるのだなと改めて思った。

 

 

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