つくみイルカサミット

津久見市で開かれるイルカ研究サミット 佐伯市立佐伯図書館に行くと、車体に「つくみイルカ島」と書かれたクルマがあった。7月4日に津久見市民会館で開かれる「イルカ研究サミット in つくみ」の案内チラシを持ってきたようだ。つくみイルカ島で赤ちゃんイルカが生まれたことはこの日誌(5月14日付佐伯支局長日誌)でも紹介した。津久見市はイルカ島を観光、調査研究の拠点にしたいと考えて、いろいろ試みようとしている。

 サミットは3部構成で行われる。1部は「基調講演1」とあり、午前9時から「クジラの世界」と「イルカのおはなし」の二つの講演がある。クジラの世界は加藤秀弘・東京海洋大学教授が、イルカのおはなしはイルカ島スタッフの澤修作さんが担当。チラシに「小学生向けの講演ですが、どなたでも参加可能」とある。

 2部は「状況報告・研究事例発表・基調講演2」とあり、午後1時から始まる。津久見湾クルーズも楽しめるようだ状況報告はイルカの赤ちゃん誕生について澤さんが行い、事例発表は「つくみイルカ島のイルカから乳酸菌を分離する」と題して三重大学大学院生物資源学研究科付属鯨類研究センターの瀬川太雄さんが行う。

 さらに山口大学の木谷秀勝教授が「『下関市イルカふれあい体験』と自閉症児への地域支援」と題して講演する。

 そして、3部である。「『イルカが地域を元気にする!」取組発表」とある。これがメインイベントということか。午後2時半から青森県むつ市と和歌山県太地町、津久見市の取り組みがそれぞれ発表される。同じような企画が以前もあった。1月16日付佐伯支局長日誌「イルカ島と仙水小学校」で紹介した「第1回つくみイルカ研究シンポジウム」が今年1月に開かれた。

 ただ、今回の方が1月のシンポよりも少し大がかりである。サミットに合わせて日本鯨類研究協議会総会が開催される予定で、全国の水族館館長なども顔をそろえる文字通りのサミットになるという市の説明だった。

 佐伯図書館に行ってイルカ島とサミットの話を書くことになった。これはたまたまそこでイルカ島のクルマを見たためで、図書館に行った目的は別にあった。20日付大分合同新聞に大分県がミサイルの飛来に備えた初めての訓練を実施するとの記事が載っていた。

 個人的には「弾道ミサイルを想定した住民避難訓練」について疑問を持っている。今月12日に福岡県吉富町で実施された訓練の想定は「X国から弾道ミサイルが発射され、我が国に飛来する可能性があると判明」だった。

 X国とは北朝鮮で、射程距離からいってミサイルはノドンだろうと考えて、果たしてノドンが近くに着弾したら、どれくらいの威力なのか、それがよく分からない。それで図書館に何か資料でもないかと調べに行ったのだ。

 防衛白書などがあって読んでみたのだが、ミサイル落下時の行動についての説明その威力などは書かれていない。国は「弾道ミサイル落下時の行動について」と題したリーフレットを出している。それによると、屋外にいる場合は「できる限り頑丈な建物や地下に避難する」、建物がない場合は「物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守る」、屋内にいる場合は「窓から離れるか、窓のない部屋に移動する」と説明がある。

 どれほどの威力があるミサイルが飛んでくるのか。具体的な想定をしないまま訓練しても実効性には乏しいのではないか。個人的にはそう思う。そもそも本当に攻撃するとなれば当然相手の軍事施設をたたき、経済力をそいで反撃する能力を落とすことをまず考える。そこから外れた手を打つ可能性は低いだろう。

 大分県に差し迫る脅威というのはどれくらいなのか分からないが、もしも、よそもするから自分のところもという発想ならばどうだろう。やるべきか。個人的には疑問がある。

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