ニュースリリースを!!

ぶんご銘醸では甘酒のフル生産が続く 「記者発表でもしたらどうですか。何社か集まって報道されればPRになりますよ」。そんなことを言ってみたが、乗り気でない。そこで1人で話を聞きに行き、短い記事を書いた。7月6日付西日本新聞大分版に載った「甘酒増産 新工場建設へ」「ぶんご銘醸グループ」。甘酒ブームであるし、新工場完成予想図なども合わせて発表すれば話題になると思ったのだが…。「ニュースリリースを出してはどうか」と思う場面が結構ある。先日、見学会と事業説明を行った佐伯広域森林組合でもそうだった。

 ぶんご銘醸は佐伯で100年以上続く酒造会社。甘酒生産でも約30年の歴史があり、現在はグループ会社の「亀の甲」で製造している。フル生産が続くぶんご銘醸の甘酒最近の甘酒ブームにも乗って生産は急増。直近の数字では年間生産量は900㍉㍑入り瓶換算で約160万本に上るという。絶好調なのだ。現工場ではフル生産が続いている。ここで思い切って新工場建設、甘酒増産に踏み切ることにした。

 ぶんご銘醸側が新工場建設計画を公表したわけでもないのになぜ分かったのか。佐伯市議会6月定例会に執行部から提案があったからだ。議案名は「財産の売却について(門前工業団地)」。予定価格2000万円以上かつ1件5千㎡以上の土地を売却する場合は議会の議決を必要とするのだそうだ。

 今回市が売却する土地は同市上岡にあり、広さ約1.4haで売却価格は約8600万円。売り先は佐伯市直川横川のぶんご銘醸と亀の甲の2社とある。

 議会への説明資料によると、ぶんご銘醸と亀の甲は現在地で日本酒、焼酎、甘酒の製造を行っているが、近年、甘酒の生産が間に合わず、その製造増産を図るため、本用地に新工場を建設することにした、とあった。資料には続けて、工場は一般の見学も可能とし、観光施設の機能を有したものとする計画で、来年3月の完成、操業を目指すとある。

 議会での議案可決を確認した上で記事にすることを条件にして、記者発表をしてはどうかと聞いてみた。答えは冒頭に書いた通りで正直にもったいないなと思った。ただ、これで終わりではない。これからも起工式や竣工式などでニュースリリースを出す機会はある。節目ごとにうまくPRできればと思う。

製品の生産はオートメーションで 同じようなことを考えたのは佐伯広域森林組合である。5日に製材工場の見学会と事業説明会があったことは前に書いた(7月6日付佐伯支局長日誌「森林組合の工場見学会」)。そこで、さまざまな取り組みについて聞いたのだが、その一つに「地域材パネル工法への取り組み」があった。

 大型パネル工法と地域材を組み合わせた「地域材パネル工法」を推進する。そのために三菱商事建材や大手ハウスメーカーと提携する、との話だった。大型パネル工法とはどんなものか。三菱商事建材のホームページに説明があった。

 「あらかじめ工場において、構造材・面材・断熱材・サッシ、さらに一次防水までを一体化したパネルです」

 何がいいのか。大型パネルを現場で組み立てるだけだから、短時間で上棟できるなど工期が大幅に短縮され、人手も少なくてすむからコスト削減につながる。そんなことが書かれてある。

 この大型パネルに地元産材を使えば地産地消になる。スギの製材品が積み重ねられて佐伯広域森林組合は大分市の玉井木材センターと地場工務店と一緒に「大分物語協議会」を結成し、地域材パネル工法の啓蒙普及に取り組んできた。そして、最近、三菱商事建材などと提携だか協定だかを結んだそうなのだ。

 「木材の地産地消を」「県産木材パネルを本格普及へ」「三菱商事建材などと正式提携」-。そんな見出しの記事が書けるかもしれない。必ず記事になりますとは保証しないが、面倒くさがらずにニュースリリースを出すことはお勧めする。

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